コラム

 公開日: 2015-01-20  最終更新日: 2015-03-31

正確な遺言書を遺すために  ~誰にも当てはまる思わぬ落とし穴?

 今日は「大寒」ですね。 防寒対策は十分にしていますか? 

 お元気ですか!
「すべての人が生活の安定と向上の為に法律を身近に、
気軽に活用出来る社会の実現を目指す」
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。



 さて、18日付けの日経新聞朝刊を読んだ方、「遺言の書き間違い」に関する記事はご覧になりましたでしょうか?

 公正証書で遺言を遺したにもかかわらず、記載されていた銀行口座が存在せず、銀行名が間違っていたというケースです。 当人が勘違いしていたようで、手元に合ったATMの引出し時の利用控えから引出した銀行名を書いていた様です。

 実際、私もゆうちょのATMで外国銀行の口座からの引き出しをよく行いますが、控えではゆうちょの利用控えになります。

 公証人や立会人もある意味「物証」である利用控えがあれば、それ以上の確認はしなかったのでしょう。 物証が裏目に出たパターンですね。

 業務上、遺言・相続手続きを扱う身としては、背筋が伸びる思いでした。 通帳の確認、金融機関への確認など、徹底した裏付けをとる時間と手間は惜しんではいけませんね。


 この記事を見て思い出したのは、金融機関の合併や新名称への変更に伴う名称の確認でした。 私が大学~社会人3年生くらいまでは「都銀13行」というのが鉄板の金融機関でした。 社会人になって給与振込の口座開設には多くの場合ここから銀行を選んだものでしたが、今や当時の名称のままの銀行は皆無です。  さらに、支店統廃合という組織変更の為、当初口座を開設した支店がいつの間にか影も形も無くなりとんでもない場所の支店の扱う口座になっているケースがあります。

 ちなみに 13行とは三菱、東京、住友、三井、第一勧銀、富士、太陽神戸、東海、北海道拓殖、三和、大和、協和、埼玉の各銀行ですが、今ではみずほ、三菱東京UFJ、三井住友、りそな、埼玉りそなの5行に集約されています。

 どこの前身がどこ? 私も即答には自信がありません。 私の世代ですら、この有様です。

  もっと顕著なのは私たちの親世代の認識でしょう。
私の父などは未だに「今日、一勧で振込しておいたよ。」と平気で言っています。 イチカンとは、第一勧業銀行の略称で、今のみずほ銀行ですが、果たして何名の方がピンとくるでしょう?

 この世代の方が書いた遺言書には、旧称のままで記載されているものという前提で臨まなくてはけないでしょう。 わざわざ銀行名の修正だけで公正証書遺言を書き直す事は、まずあり得ません。

 せめて、遺言を書いた場合、金融機関名と口座のある支店、支所等は、定期的に確認する事をお奨めします。 

 また両親が早い段階で遺言を遺しているのであれば、折を見てこの点の確認を促す事も後々のトラブル予防の為にも必要な事ではないでしょうか?




  この件に関してのご相談やお問い合わせはこちらからどうぞ。
https://mbp-tokyo.com/office-terada/inquiry/personal/


  事務所の連絡先は 以下の通りです。

 東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル7階ハローオフィスC-3
  03-5157-5027(TEL) 平日は10:00~19:00
  03-5157-5012(FAX) 24時間対応

この記事を書いたプロ

寺田淳行政書士事務所 [ホームページ]

行政書士 寺田淳

東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル7F ハローオフィスC-3 [地図]
TEL:03-5157-5027

  • 問い合わせ
  • 資料請求

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
よくある質問

 質問) そちらの業務の対象かどうかもよく分からないのですが    相談してもいいでしょうか?     その場合、直接の電話、お問い合わせからの連絡等ある...

これまでのメディア掲載
アントレ2016秋号にて

 今度はリクルート社が発行する情報誌「アントレ」2016秋号の特集記事、「今こそ開業!脱。先送り人生」で、私の起業に至るまでのインタビュー記事が採り上げられるこ...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
遺言書と任意後見で第二の人生をサポートする行政書士

50代から直面する親子間の問題と、満足できる「第二の人生」をサポートする(1/3)

 新橋駅前の行政書士・寺田淳さんは、自身と同じ50代の男性に向けた相続・遺言問題と、充実した第二の人生を迎えるための再就職・転職・独立に関してのサポート・サービス業務に取り組んでいます。 最近、相続に関する個人向けセミナーを開催する機会...

寺田淳プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

50代男性の悩み(親問題・自身の将来)に強い行政書士です。

事務所名 : 寺田淳行政書士事務所
住所 : 東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル7F ハローオフィスC-3 [地図]
TEL : 03-5157-5027

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

03-5157-5027

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

寺田淳(てらだあつし)

寺田淳行政書士事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる このプロに資料を請求する
このプロへのみんなの声

親と話す相続

 90代の高齢の父親がなかなか相続について考えてくれません...

K・M
  • 60代以上/男性 
  • 参考になった数(0

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
特別縁故者に入所施設が認定されました。

 【今日のポイント】  新聞でも掲載されていた長年入所していた支援施設に身寄りのない入所者の遺産相続が認...

[ 最近の話題から ]

遺言では遅すぎること ~葬儀・墓・家

 【今日のポイント】  遺言に書かなくてはいけないことはいろいろありますが、遺言に遺しても意味がないも...

[ 終活~エンディングノート ]

マイナンバーで出来る事

 【今日のポイント】  2017年度の税制改正の内容が明らかになりました。その中で、確定申告の際の医療費控...

[ 最近の話題から ]

知っていますか? 固定資産税の仕組み

 【今日のポイント】  土地や建物を所有すればついて回るのが「固定資産税」です。今日は課税のポイント、...

[ 新橋事務所日記 ]

最近の相続トラブルについて

 【今日のポイント】 相続にまつわるトラブル、いろいろあります。法定相続分、遺留分、特別受益、寄与分な...

[ 終活~相続 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ