コラム

 公開日: 2014-12-26  最終更新日: 2015-03-31

家の取り扱い  ~ 売却を考えている貴方へ

 12月26日金曜日、実質今年の事務所の仕事納めの日です。 
あっという間の1年でした、貴方にはどんな1年でしたか?


  お元気ですか!
「すべての人が生活の安定と向上の為に法律を身近に、
気軽に活用出来る社会の実現を目指す」
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。


 前回、家を売却することについて触れましたが、今日はさらにその前段階の問題です。 
実家が売却「出来ない」事態を迎える事例が最近目立って来たのです!

 現時点でも郊外のニュータウンや都心の団地でも住民の高齢化に伴い人口が減少、その影響で商店やスーパーなどが撤退、バスの本数も目減りしていく事例はご存知の方は多いと思います。

 この結果、当然家の資産価値にも影響は及びます。 さらに高齢となった夫婦が介護施設や都心の便利なマンションへ移り組んだ結果、空き家になり、長期間放置されている例も増加しつつあるのです。

 家と言うものは空き家になると劣化が進みます。 加えて周辺環境が暮らすには便利と言えない状況ではまず買い手がつく事はありません。 子供夫婦もとっくに独立し、実家に戻る可能性がゼロとなれば、「住むに不適」「売るに売れない」財産を持て余すことになるのです!

 不動産業界の話では新築戸建でも購入と同時に価値は8掛け以下になるのが常識で、築20年を超えると家の資産価値はゼロに等しく、土地のみが査定対象になるそうです。

 ではいっそのこと、更地にした方が売り易い? その前に家の解体作業が待っていますね。 ここ数年環境に配慮する為産業廃棄物の処理は厳格化し、それがそのままコスト高に繋がっています。 下手をすると百万円単位の解体費用がかかるそうです。

 解体した、その費用を貯蓄を切り崩し捻出したものの、更地になっても買い手がつかない! 更地になっても毎年の固定資産税は課せられる。

 これでは何のための更地化と言われても仕方ありませんね。

 ではマンションならばまだマシでしょうか?

 マンションの場合は基本、全ては管理組合による運営が優先されています。 あの大震災の後、耐震基準に満たないマンションで補強工事を行おうと住民の話し合いがあったものの、安くはない工事費用の為、工事を拒否する住民が出て来た為合意が出来ず未だに補強工事が出来ていないという例があります。

 こうなると、安全なマンションに住み替えたいと思うのも仕方ありません。 ですがそういう「危険な状態のまま」の物件をあえて購入したいという声はまずありません。 売れたとしても相当衝撃的な「廉価」と断言できます。

 そんな状態でも出ていく住民が増加していけば、空き家がどんどん増加します、空き家率が30%を超えるとマンションは「スラム化」するそうで、ますます資産価値は下落していきます。

 貴方が購入した時は男子の本懐を遂げた(?)夢のマイホームだったものも、30年後には自分でも持て余し、子供の代にまで迷惑をかけかねない「負の財産」になる! そういうケースが貴方にも降りかかるかもしれません。

 
 貴方の親が実家で暮らし、貴方は自分の家のローン返済の真っ最中ならば、早急に実家の扱いについて真剣に考えるべきです。 マイホームのローン返済に加え、相続した実家の固定資産税や解体費用、補強工事費などの発生となればマネープランの修正は必至でしょう。 

 明日から大半の家庭では年末年始の休みに入ります。 やがて来るべきその時に備えるよう、この休みの期間に有効な時間を過ごすよう考えてみませんか?

 
 以上で、今年のコラムは 「お開き」にします。  

今年1年、いろいろお世話になりました。 皆様も良いお年をお迎えください!

なお、来年は1月5日から仕事始めを予定しています。



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https://mbp-tokyo.com/office-terada/inquiry/personal/


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