コラム

 公開日: 2014-12-03  最終更新日: 2015-03-31

遺骨、葬儀費用、香典と相続の関係は?

 昨夜から寒いですね! いよいよ冬本番です。 体調管理をよりしっかりしましょうね。


 お元気ですか?
「すべての人が生活の安定と向上の為に法律を身近に、
気軽に活用出来る社会の実現を目指す」
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。


 今回は、相続財産の対象になるのか、ならないのか? 意外に即答し難い案件3つについて紹介します。

「遺骨」



 実際、遺骨に財産価値があるかと言う問題にもなりますが、念のために紹介します。 当然ながら遺骨は相続財産の対象ではありません。 ただその所有権については判例があり、「所有権は祖先の祭祀を主宰すべき者」にあるとされました。

 また参考ながら、遺骨の引き取り手が生前に決められていなかった場合等は、家裁が当該遺骨の取得者を指定出来るという判例がありました。


「葬式費用」



 まず、葬式は被相続人死亡後に発生するのですから、被相続人の債務ではありません。 相続税法上では葬儀費用は相続税法13条1項2号の規定により債務控除の対象です。

 ただ、葬儀費用に関して相続財産に関する費用とする見解と、相続財産には含まれず、祭祀の主宰者が承継するものとみる見解に分かれています。 現時点では後者の見解が一般的だそうです。

 前者の見解では葬儀費用は相続財産の中から支弁することとなり、各相続人は相続分お割合に応じて費用を負担するとなり、後者では葬儀費用は全て主宰者が負担するという見解になります。


「香典」



 香典は慣習上喪主や遺族への「贈与」です。 その目的は死者の供養、遺族への弔意の為のもので、他に葬式費用に充てられることが意図されたものと考えられます。 いずれにせよ香典は相続財産には含まれないというのが一般的です。

 僅かに問題になるとすると、香典を葬式費用に充当したものの、余った(残余金が発生)場合はどう扱うか? ここも前項で触れたように相続人で応分に分配する、 全て主宰者に帰属するという2つに分かれています。






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