コラム

 公開日: 2014-11-17  最終更新日: 2015-03-31

エンディングノートの活用のススメ

 お元気ですか?
「すべての人が生活の安定と向上の為に法律を身近に、
気軽に活用出来る社会の実現を目指す」
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。


 さて、ここ迄遺言書の持つ意味とその重要性、書式等について簡単に紹介してきました。

 この結果でしょうか 「意味はわかりました、でもいざ書くとなると緊張して・・・」 「遺言と言うイメージがどうにも筆をとりにくくして」といった問い合わせがここ数日、続いています。

 重々しく自筆で、机に向かって書き始める。 公証役場に出向いて口頭で伝える。

 腰が引けるのもよく判ります。 

 では、遺言程肩ひじ張らずに作成出来る「エンディングノート」を試してみてはいかがでしょう?

 最近では大型書店ではこれだけで書棚がひとつ埋め尽くされるほどのガイドブックやノート型、バインダー型のノートが展示されているのを目にした方も多いのではないでしょうか?

 何と言ってもエンディングノートは、書き損じても構いませんし、鉛筆書きでも問題ありません。 まさに遺言の下書き、練習台の位置づけです。 法的効力はありませんが、遺言書を遺していなくてもこれががあれば、ある程度故人の想いを伝える事が可能です。 

 エンディングノートの活用で遺言書より優れているのは、「死後の扱い」を伝えることが出来る点です。 遺言は自筆の場合は検認を受けてからしか開封出来ませんし、公私性証書の場合でも一般的に遺族がその内容を知るのは49日過ぎてからが一般的です。 では、故人が望んでいた遺影の手配や葬儀の方式、葬儀に来て欲しかった友人や知人のリスト、連絡だけは出してほしかった遠方の友人や高齢の知人のリストなどは遺言書に書かれてあっても意味を成しません。

 この場合、エンディングノートにこの内容を記載しておけば、故人の意に叶った葬儀を執り行う事が出来ます。

 他にも、兄弟に生前与えていた「特別受益」の全貌を記録しておくことで骨肉の争いを防ぐ(兄には留学費用を出したが、妹には結婚費用を同程度出しているから、えこひいきはしていない等)事が出来ます。 また長年尽くしてくれた長男の嫁に対しての寄与分相当分を長男に相続させたいといった付言事項も遺せます。 無論、法的な拘束力はありませんが、故人の想いを踏まえての話し合いが可能になるのです。

 自分の遺志を伝え、遺族への想いも伝えることが出来るエンディングノートは、遺言以上に重い意味を持つのではないでしょうか?

 自分のライフログを書きこむ程度の、軽い気持ちで始めてみてはいかがでしょう?


参考までにエンディングノートに関する私のランディングページをリンクしておきます。
50才からの第二の人生:エンディングノート編



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