コラム

 公開日: 2014-09-09  最終更新日: 2015-03-31

その課税額、自身で確認していますか?

 雨も上がり、今日は外出日和の予報です。

 お元気ですか!
生活に密着した法律相談と第二の人生支援に邁進している
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。


 今朝の日経朝刊に出ていました「固定資産税の徴収ミス」の記事はお読みになった方も多いかと思います。 徴収ミスが「過少」であれば、税務署以外誰も文句は言わないでしょうが(苦笑) さすがにそれはなく、「過徴収」というのは、善良な納税者から見れば腹立たしい事ですね。

 なぜ、こういう事態になるかとその原因についても書かれていましたが、単純なデーター入力時の数字の打ち間違えによる地積(土地の面積)の過大評価や、住宅用地に適用される特例の適用忘れ等、ヒューマンエラーが主原因だそうです。

  「お上のやる事に間違いはない。」 は今は昔の話になってしまいましたね。

 実は、かくいう私もこれとは違うケースでしたが、お上のミスを実体験しています。 
この仕事に就いてからですが、参考までにと思い父親名義の「深山幽谷」にある土地の固定資産税の納付履歴を調べたところ、ある年から地目が変更され、課税価額が「上方修正」されていたのです。

 早速、問い合わせをしたところ、近隣の土地開発に伴う評価見直しの際に「勝手な見込み判断で」変更していたのです。
「隣接する土地に県道が延伸され、住宅地開発が決定された為、エリア全域の見直しの際に、取り違えたようです・・・」
3度目の問い合わせで、漸くここまでの回答を得ることが出来、即地目変更と過徴収分の修正を約してくれました。(とはいっても総額でも〇万円単位のレベルですので公表は差し控えます)

 自慢にもなりませんが、父の土地は木々が生い茂る「森林」と化しており、また道路にも面していません。 一度でも現地を見れば分かりそうなものですが、「思い込み」なのか「確信犯」だったのかは、未だに判断しかねます。

 確定申告を経験した方はご存知でしょうが、金額に疑義がある場合はこちらから申告しなければいけません。先方からご丁寧に「何年度分の申告額は過大です、返金しますから連絡を」とは絶対に来ません。 その逆は必ず連絡が来ますが。

 固定資産税も同様ですし、相続税の場合の不動産の評価額も「他人任せ」にするのは危険(または損)を伴うのです。
仮に貴方名義の不動産、または父親や母親名義の不動産があるという方でこれまで自分でその評価額を計算したという方、いらっしゃいますか?

 国税庁のHPを見れば、全国の路線価が掲載されていますから、そこからおおよその評価額が分かり、それを基にして相続税の推定額も算定出来るのです。

 私の業務でもある「相続財産調査」では、相続財産の全貌把握のために不動産物件等もその詳細を調べます。 そこから導き出される推定の相続税総額から相続税対策や適法な節税対策を考える事に繋がります。

 この意味からも、親子健全な体調のうちに財産の情報の共有化は必須事項と、私は思います。
その為の第一歩として、まずは固定資産税の額、地目、地積の確認を始めてみてはいかがでしょう?

 よく言われるたとえ話ですが、「金持ちほど支払いの際の内訳や明細をじっくり確認し、内容の確認を求め、おカネのない人ほど明細を見もせずにポケットにしまったり、即捨てている。」と言います。

 さらに話が飛びますが、相続問題で泥沼の近親憎悪に陥るのは遺産額がせいぜい5,000万円以内のケースが最多だそうで、億単位の場合には事前の打ち合わせを済ませているケースが多く、さほど揉めることが無いと言います。

 好き嫌いや得手不得手の問題ではなく、数字に関心を持つ事、自分でも計算してみる習慣をつける事、決して損にはならないと私は信じています。



 さて、おしまいは余談ですが、近年「深山幽谷」にある土地を実見しましたが、役所の区画図では直線で仕切られている隣接する土地との境界線でしたが実際は木々と下草に覆われた丘、谷、小川などが入り組み、当然境界線を示す標識もなく、相続したとしてどう扱っていいのか? しばし唖然としました。

 登記簿を見た後は、実際の不動産の現況も確かめておく方がいいと思った私の体験談でした。

この記事を書いたプロ

寺田淳行政書士事務所 [ホームページ]

行政書士 寺田淳

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