コラム

 公開日: 2014-08-15  最終更新日: 2015-03-31

生前準備が浸透しない理由とは? 

  お元気ですか!

 今日もコラムを更新しました。
生活に密着した法律相談と第二の人生支援に邁進している
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。


  私もこの仕事を始めてもうすぐ3年、この2年はエンディングノートから相続や遺言、あるいは後見等の「最期の時を迎える前の備え」についてを主体にコラムを書いてきました。

さらに最近はTVや雑誌等でもエンディングノートや葬儀までのあれこれ、お墓の話などこれまでどちらかと言えば避けられてきた話題が公に話が出来る環境に変ってきました。

 ですが、改めて相談や依頼に来られる方々は基礎的な部分を判っていなかったり、思い込み、思い違い等がかなり見受けられます。

 概ね私のところに足を運んで下さる方はブログやコラムを読んできていますし、相談に来られた方からの口コミの場合でも大半はこのコラムを読んでからというケースが大半です。なのに、書かれてある内容を改めて相談されたり、意味を取り違えて理解してきたりと(この点は私の文章力にも問題ありなのですが)いう例が少なくありません。

 先日も凍結された口座の解除についてでしたが「戸籍」と「住民票」を混同し、現住所の区役所に出向いて「戸籍謄本」を取得しようとした方がいらしゃいました。

 別件では区役所のフロアから連絡されてきて「戸籍謄本の申請用紙がありません! 〇〇区では全部事項証明というものしかないそうですが、どうしたら?」と相談されました。

 お二方とも基本的な部分の理解不十分の結果、気の毒に貴重な1日を無為に費やしたのです。

~念のため、前者は本籍地の役所でしか戸籍謄本は取得できませんし、後者にも繋がりますが最近は戸籍謄本というより全部事項証明という名称が多くなっています。内容は同一のものです~


 特にいざ本番(不謹慎な表現ですが)となって慌てて相談に来られる方が口をそろえて言われる事があります。「いや~、実際の場面になったらすっかり忘れてしまって」「雑事に忙殺されていつの間にか何をして何をしてないかも分からなくなりました。」という苦労話でした。

 立場を変えて、行政書士の取扱業務は一説には2万件を超えるとありました。
恥を忍んで書きますが、すべてを網羅出来ている訳もなく、自分でメイン業務と決めた何種類かの業務関連についての基礎知識、最新情報、実際の事例収集等に日々追われているのが実態です。

 ですが、確実に体得出来て自身の血肉となるのは毎日の座学よりもただ一度の実務経験です。頭では理解出来ていても実際の場面ではその通りの順番で事が進むとは限りませんし、応用や柔軟な対応を強いられる方が多いかもしれません。

  
 例えば受験、資格試験や 趣味の検定等を考えてみましょう。

 これらも毎日の研鑚が結果に繋がるものですが、上記とは決定的に違う点があります。
それは実施日があらかじめ決められている=いつまでにという目安が当事者が把握出来る点です。

 いつの時点で100%の備えをしておく為には、今日は此処まで、明日は此処までといったタイムスケジュールの逆算が可能ですね。(実行出来るか出来ないかは別ですよ)

 これに対して「その時を迎えてからの行動」はいつ訪れるか分かりません。
明日かもしれませんし、10年後かもしれません。 それまでは当てもなく日々研鑚を続けるのです。

 最近はあまり耳にしなくたっており個人的には気になってはいる事ですが、地震の備えもどうでしょう?節電、節水、緊急避難用品、非常食の備蓄等今でも持続できている方、どのくらいいるのでしょう?

 生前準備についても全く同じと思います。
実施日が当日まで分からない事でせっかく一時期根を詰めて学習した事もストックしておいた資料等も時間の経過とともに「初期化」してしまうのです。

 
・いつ来るかわからない
・でも必ずやってくる
・それは親子の年齢に関係なく貴方にも当てはまる

 貴方が50代ならば、親の立場、子の立場共に上記3点を常に念頭に置いて下さい。
生前準備の意識が浸透するかしないかは、ひとえに本人の自覚にかかっているのです! 

この記事を書いたプロ

寺田淳行政書士事務所 [ホームページ]

行政書士 寺田淳

東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル7F ハローオフィスC-3 [地図]
TEL:03-5157-5027

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