コラム

 公開日: 2014-07-25  最終更新日: 2015-03-31

 余談) 戦国時代にもあった「遺産分割協議」?!

 こんにちは!
 お元気ですか?
生活に密着した法律相談と第二の人生支援に邁進している
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。


 さて今回は、遺産分割協議について紹介する前に、余談として、遥か昔にもあった遺産分割協議の事例を紹介してみたいと思います。

 
 誰もが知っている著名な戦国大名家の中で、正式に遺言を遺さないまま当主が亡くなった死んだ事例は意外に少ないです。 多くの場合、遺言は無くても事実上後継者は公認されていて特に波風が立つことなく継承された例の方が一般的でした。

 その中で、遺言が無く、または後継者問題から「遺族」間の協議(今でいう遺産分割協議)が行われた事例を紹介します。

1)上杉謙信
  遺言はもちろん後継者の指名すらしないまますら急逝、遺された養子2人(景勝と景虎)の間で「遺産分割協議」を行うものの、うまくいかずに最後は実力行使という抗争に発展、後継者が決まった時には命の次に貴重な相続財産(有力家臣団という動産と領地という不動産)を浪費し、天下獲りレースから脱落していきました。

2)織田信長
  ここもまた予期せぬ最後で、しかも後継者まで同時に亡くなるという想定外の事態に本来は「外野」でしかない家臣団主導の清須会議で遺産分割協議が始まり、あっという間に相続人から財産は営業部長だった秀吉に財産は「移転」させられ、一地方大名へと転落しました。

3)武田信玄
  一応後継者として勝頼という「外部からの相続人」を考えていたものの、中途半端な遺言しか遺さなかったために何度も小規模な分割協議を繰り返したものの一族や家臣団が最後までまとまらず内部崩壊して、滅亡しました。

4)豊臣秀吉
  後継者は、いました。遺言も遺しましたが、未だ幼児では意思がある筈もなく、その母は今でいう「配偶者」ではなく、本来頼りになる筈の一族は皆早逝や自らの手で葬った為、結局は家臣団による遺産分割協議が行われましたが、筆頭副社長(家康)と秘書課長(三成)で決裂、最終的に創業者は滅亡しました。

 
 こうしてみると、戦国の英雄を以てしても、遺産分割協議は至難の業だったのです。
現在では、不満があるから「お命頂戴」はあり得ませんが、分割協議の不調から関係断絶に至るケースは少なくありません。

 やや脅し的なアプローチとなってしまいましたが、次回からこの遺産分割協議の内容について紹介していきたいと思います。 

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行政書士 寺田淳

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