コラム

 公開日: 2014-07-11  最終更新日: 2015-03-31

遺言を探す。 ~遺言者の有無の確認

 東京は台風の影響はさほどでもなかったようです。
とはいえ、今日1日はまだ用心したほうがいいそうですから、外出する場合は雨具は必携ですね。


 お元気ですか?
生活に密着した法律相談と第二の人生支援に邁進している
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。

 今日から、相続が発生してからしなくてはいけない各種手続きや行動のうち、私のような行政書士が扱える業務についての紹介を始めます。

 第一回目の今日は「遺言の確認」です。

 相続が発生し、最初の作業は被相続人の遺志である遺言の確認となります。

 遺言があるかどうか、最もわかっているのはそう、当然「被相続人」の立場にある人物ですね。

 父親、あるいは母親が生前に所有財産を調べ上げて目録を作り、どの子供にどの財産を相続させるかを決めて、遺言書にまとめてあれば、今回の記事は無用になります。

 ですが、実際はなかなかこの備えを始めるケースは少ないようです。
まだまだ健康に自信あり。 遺言を書いたら寿命が縮まるのでは? 兄弟同士が不仲で相続で揉めるのは必至なので決めきれていない。 など等当事者の逡巡も尤もなことに思えます。

 また、遺言は書いたものの、その存在を知らせる事に踏み切れないケースも少なくありません。 公正証書遺言で公証役場に既に保管済みであれば、勝手な改ざんや偽装は不可能に近いのですが、自筆証書遺言で手元に保管している場合等は、ついうっかり口外したために子供たちに内容を教えろなどと吊るし上げを食う事もあります。 書けば書いたで心労が絶えません。
 

 生前の会話等で、何となくその様なものを用意した、用意しているという話を聴いていた場合には、故人の書斎、本棚、あるいは仏壇、銀行の貸金庫の確認を最優先に行います。

 この他公証役場への問合せや、旧友や知人に託していないかどうか? または故人の日記や(用意してあれば)エンディングノートや、ライフログ等に保管場所が記されていないかを確認します。

 自筆証書遺言の場合には、発見された遺言書を絶対に開封せずに速やかに家裁に提出して検認を受ける事になります。 公正証書遺言の場合はこの手続きが不要なのでより早く遺言内容を知ることが出来ます。

 原則として、遺言書の記載内容や表現に不備がなく効力を認められた場合はその内容による財産の相続は絶対です。 但し、相続人全員が「合意した場合」においてはその後の遺産分割協議によって遺言書と異なる財産分割が可能になります。 

 まず滅多にお目にかかれませんが、極端な事例で言えば、子供がいるのにも拘らず、愛人に全ての財産を相続させる等の内容であれば、相続人が一致団結して遺言内容を覆すことになりますね。


 この場でも何度も繰り返して書いてきましたが、
  ・遺言書は書いておく事。 
  ・その存在を第三者に知らせておく事。 

 家族間でこの問題の認識を共有する事が、なによりなのです。

 遺言書の有無の確認が済みましたら、次は「相続人調査」ですが、これはまた次回に。

この記事を書いたプロ

寺田淳行政書士事務所 [ホームページ]

行政書士 寺田淳

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