コラム

 公開日: 2014-05-28  最終更新日: 2015-03-31

国家間の遺産相続争いとは?!

 いよいよ蒸し暑い季節がやってきました。
そんな中、今日も外回りでスーツにネクタイで出勤です。

 お元気ですか!
生活に密着した法律相談と第二の人生支援に邁進している
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。


 これまで遺言が無い場合の相続では、相続人全員での遺産分割協議書の作成が必須と言う事を何度か紹介してきました。 なまじ近しい間柄だけに、一度こじれると壮絶な争いの場となる。可愛さ余って何とやらの世界に陥ります。

 これは、個人間、家族間だけの事ではなかったのです。
遥かにスケールの大きな「相続争い」の事例がある雑誌に掲載されていました。

 東京は麻布台にある「ロシア大使館」
ここは実は不動産登記簿上は「ソビエト社会主義共和国連邦」の名義のままだそうです。

 ご存じの通り、かの国は23年前に地上から消滅しています。
その後は15の国に分かれたのです。以下に15か国を紹介します。

 ロシア、ウクライナ、白ロシア、モルダビア、アゼルバイジャン、
 アルメニア、グルジア、トルクメン、ウズベク、タジク、
 キルギス、カザフ、リトアニア、ラトニア、エストニアの15か国です。

 さて、旧ソ連(名義)の対外資産の(所有権の)移動については上記15か国全ての同意が必要だそうです。 何やら遺産分割協議書を想起させますね。 ですが、元来反ソ連の姿勢が強いウクライナ1か国だけはこの話を拒否し続けているようです。 ですから日本政府も変更登記申請を却下し続けてきています。

 ただ1か国の反抗の為、ロシア大使館だけでなく、領事館、通信社、職員宿舎等もこの影響で有効活用が出来ないまま放置されているとの事です。
 
 登記上の所有者が既に消滅した国では、所有権は確定できません。ゆえに投資家筋からすれば、資本投下する事に二の足を踏んでいるのが現状で、ロシアとしても資産の有効活用が出来ないまま宙ぶらりんの状態を強いられているのです。

 さらに、最近のロシアとウクライナの関係から近い将来に同意を得る事はほぼ不可能でしょう。

 たった一人の相続人の不同意のせいで遺産相続が暗礁に乗り上げているケースと、規模は違いますが根っこは同じ所にあるのです。そして結局は誰も得をしない点も同じですね。

 国家の場合、遺言を書くことは不可能ですが、貴方なら家族、親族に宛てて書くことは出来る事です。特に不動産を所有されている場合には、特に留意して下さい。

 貴方の家族をロシアとウクライナの様にしたくなければ・・・

この記事を書いたプロ

寺田淳行政書士事務所 [ホームページ]

行政書士 寺田淳

東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル7F ハローオフィスC-3 [地図]
TEL:03-5157-5027

  • 問い合わせ
  • 資料請求

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

15

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
よくある質問

 質問) そちらの業務の対象かどうかもよく分からないのですが    相談してもいいでしょうか?     その場合、直接の電話、お問い合わせからの連絡等ある...

これまでのメディア掲載

 円満な相続のためには、正式な遺言書を遺すことは欠かせないことです。遺言書を作成しないまま相続発生となった場合に、トラブルになりやすい事例とは?仮に遺...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
遺言書と任意後見で第二の人生をサポートする行政書士

50代から直面する親子間の問題と、満足できる「第二の人生」をサポートする(1/3)

 新橋駅前の行政書士・寺田淳さんは、自身と同じ50代の男性に向けた相続・遺言問題と、充実した第二の人生を迎えるための再就職・転職・独立に関してのサポート・サービス業務に取り組んでいます。 最近、相続に関する個人向けセミナーを開催する機会...

寺田淳プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

50代男性の悩み(親問題・自身の将来)に強い行政書士です。

事務所名 : 寺田淳行政書士事務所
住所 : 東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル7F ハローオフィスC-3 [地図]
TEL : 03-5157-5027

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

03-5157-5027

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

寺田淳(てらだあつし)

寺田淳行政書士事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる このプロに資料を請求する
このプロへのみんなの声

親と話す相続

 90代の高齢の父親がなかなか相続について考えてくれません...

K・M
  • 60代以上/男性 
  • 参考になった数(0

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
貴方には「信用」と「信頼の」区別は出来ていますか?

 【今日のポイント】  信用と信頼、同じではないということは分かっていても、では何が違うのかと問われて即...

[ 起業・転職・再就職で必要な事 ]

サラリーマンの副業 ~所得区分で課税も変わる?

 【今日のポイント】  最近は仕事に支障が無い範囲でアルバイトや副業を認める会社が増えています。ですが...

[ 新橋事務所日記 ]

任意後見と家族信託で安心の「見守り」を

 【今日のポイント】  成年後見制度における後見人の主な仕事とは何か? それは、突き詰めると「被後見人の...

[ 終活~後見制度を知ること ]

最新の路線価発表! 賢く利用して相続税節税を!

 【今日のポイント】  この3日に発表になりました「路線価」貴方の土地はどうのような評価額でしたか?...

[ 最近の話題から ]

法定相続情報一覧表について
イメージ

 【今日のポイント】  既に始まった相続に関連する新しい制度、「法定相続情報証明制度」で求められる「法...

[ 終活~相続に関する問題 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ