コラム

 公開日: 2013-12-11  最終更新日: 2015-03-31

相続トラブル ~親子間でもこれはNG?

 
 お元気ですか?
生活に密着した法律相談と第二の人生支援に邁進している
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。



 50代はある意味「相続適齢期」に突入します。
そろそろ、家の財産を調べるか、兄弟で話をするかなど。

でも80代の親にとっては「死」が目前に迫ったという意味になるのです。

親は、子供に迷惑はかけたくないし、争いはして欲しくない。
子供は、親の死後に戸惑ったり、兄弟喧嘩はしたくない。

根っこは同じ思いなのです。

ですが、順番を間違えたり、時期を間違えるとどうなるか・・・?

 代表的なNGワードを紹介します。


1)唐突に遺言を書いてと切り出す。



  親の側も、理屈ではわかっているつもり。
  でも、心の準備も出来てないうちに、または何度もせっつかれると
  親も人間です。意固地になるのも当然でしょうね。
  
  俺は長男だからと、変な責任感から催促していると
  却って言わなかった兄弟のほうに「漁夫の利」のケースまであるのです。

 私の場合、仕事柄この問題の話題は自然に口に出来るメリットがありました。
遺言書が無かったせいでの兄弟の紛争や紛争にはならなくても財産の全貌が不明、
在り処が不明で相当な苦労を強いられたなど等、

 別に資格者でなくても日常の何気ない会話の中で 先輩の家庭の話、会社の同僚の話として
親に伝えていくことを始めておくのです。だから、書いてよと迫っては台無しです。
会話のやり取りの中から、親の方から「ウチもそうならないように、そろそろ用意するか」
と思うような流れを作る事で十分と思います。

 もしくは、以前から私が提唱してる自分から先にエンディングノートを作成し
親に渡しておくことです。


2)親の面倒を見ているから相続分はそれなりに配慮して欲しい。



  これは兄弟間での最恐の地雷原です。
  逆に、家賃払わないで暮らしていたのだからその減殺と言われかねません。
 
  余談ですが、裁判の判決での親の面倒や介護について寄与分を認めるケースは
  殆どありません。 親子が扶養することは当然の義務、なのですから。

 この場合も、それなりの影響力があるのは親の遺言書です。
介護してくれた子供(実際は配偶者?)への感謝と遺産の分割の際に
寄与分を兄弟で認めて欲しい旨、書いてもらえれば実効力はないものの
亡き親からの頼みとなれば、兄弟の心情にも変化が生じる可能性は大です。


3)あまりに先走った相続対策や節税プランを用意する。



  勝手に土地活用の一環としてアパート、マンション経営を計画する、 
  2世帯住宅をあわてて計画する。

  あくまでも土地の所有者は親なのですから、意向も何も聞かないままに
  一方的に「その後のプラン」を立てられても、はいそうですかとは言いません。

 これも思いつきや一方的な話になるので親も反発するのです。
高齢の親になりますと、家のリフォームや増改築の説明も時間がかかります。
 しかしながら、時間をかけて自分たちの意見を聞いてくれた、汲み上げてくれたとなれば
巧いこと言って、結局は自分たちの都合では?と言う疑心暗鬼に陥る事にはなりません。
 純粋に親の為と言う思いとして捉えてくれるはずです。


 1)と2)と3)については共通する点があります。

 日頃からの会話や付き合いを続ける事です。 
親、兄弟間で疎遠になる事に得することは何一つありません。

 そして、50才の貴方がこの問題で実際に苦労したとなれば
次に考えるべきことがありますね。

 そうです、貴方も遺言、相続財産の目録作りを始める事です。
貴方の子供は何歳でしょうか?
早くに生まれたとしても概ね、社会人4,5年生、または大学生というところでしょう。

 突然の出来事で貴方が逝ってしまった場合、
人生経験の豊富な50才の貴方が苦労した遺産分割協議や相続財産の確認などを、
まだまだ経験不足な子供たちに強いる事になるのですよ!


 実は、冒頭に書きました「相続適齢期」には2通りの意味があります。

 親からの引継ぎの準備の「適齢期」と

 貴方自身の備えの開始の「適齢期」です。

 50代の貴方は今日からは、受ける立場と渡す立場をしっかり認識していきましょう。

  

 いかがでしたか?
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