コラム

 公開日: 2013-11-21  最終更新日: 2015-03-31

名義変更・自分たちで用意するものとは?  ~自分でする不動産登記 その4

 街中は次々とクリスマスバージョンの
イルミ、飾り付けが始まってますね。
昨年以前と比べて今年はいい意味で前のめりになっている気がします。
やはり、景気回復の予感が成せる技でしょうか?

 お元気ですか?
生活に密着した法律相談と第二の人生支援に邁進している
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。


 今回は、名義変更の際に必要とされる書類のうち
自分たちで用意するものについてお話ししたいと思います。

 今回紹介する書類については自分たちのペースで用意することが
出来ますので最初に用意しておいても構いません。

 まず最初に、贈与者自らが手続きを行うのであれば必要ありませんが、
子供にその手続きを代理してもらう場合は「委任状」が必須となります。

 また「贈与」の場合には双方で贈与の認識を共有し、
受贈者側が応諾した旨を明記しておきます。
これは相続時に贈与があった証明とするためです。

 今回は、形式に則って「贈与契約書」を用意する、
というパターンを紹介していきます。

 まずは「委任状」です。

 言うまでもない事ですが実の息子であっても委任状は不可欠です。

 委任状に決まった書式はありませんが誰が誰に、
どこまでの権限を委任するかを明記する必要があります。

 下記の見本例では不動産の登記作業全般の委任状として作成しました。

 委任状見本


 次に今回は不動産を生前贈与の形式で所有権を移転させるとしていますので
「贈与契約書」の作成に入ります。

 これも決まった書式はありません。
誰(A)の何を、誰(B)に贈与をする。 誰(B)もこれを受諾する。

 この項目さえ書かれてあれば十分です。

 贈与契約書見本

 見本では略していますが、書面の左上部には収入印紙を貼付して押印しておきます。

 また両方とも横書きの形式にしてありますが縦書きでももちろん構いません。
ただ、縦書きの場合は数字の表記に留意する必要があります。
(漢数字のほうが見易い等)

 不動産の情報以外は、特に入手すべき資料等はありませんので
親子で都合のいい時に、文面を考えて作成すればいいのです。

 さて、ここまでの内容は法務局のHPや士業の方々のHP等で広く紹介されています。
ではこれだけの情報で実際の窓口でスムースに申請が進むでしょうか?

 例えば、委任状の場合
① 委任状にも「捨印」は必要かどうか?
② 委任状の年月日と、登記の原因となる年月日は同一でいいいのか?
③ 委任状の末尾の住所氏名は自筆なのか?
④ 委任状末尾での押印は実印なのか?
⑤ 権利者・義務者の住所氏名は自筆なのか?
⑥ 捨印と押印は同一でないといけないのか?

 同じように、贈与契約書の場合も
① 収入印紙は、いくらのものを貼付するのか?
② 印紙に契印とあるが、誰の、どの印で契印するのか?
③ 捨印は必要か?
④ 契約書文中の年月日と、末尾の年月日は同一でいいのか?
⑤ 末尾の双方の住所氏名は自筆でないといけないのか?

 さらにこの文書の事例では「証書2通を」「各自1通づつ」保管とありますが、
贈与契約書は窓口で提出を求められます(贈与契約書は添付書類のひとつです)

 そうなりますと実際は3通作成しなくてはいけないのでしょうか?
コピーでの提出はどうでしょう?

 いかがですか?
最も記入事項がシンプルなこの2つの書類でも
意外に即答できない箇所があるとは思いませんか?

 今回の問いかけの回答はこのテーマの最終回に
紹介しようと思います。

 では今回はこの辺で失礼します!

この記事を書いたプロ

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行政書士 寺田淳

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