コラム

 公開日: 2013-05-22  最終更新日: 2015-03-31

シニア起業 ~その選択で大丈夫?

昨日、今日と朝から暑いですね~
そろそろジャケットが鬱陶しい季節到来です・・・

 お元気ですか?
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の
寺田 淳です。


さて、突然ですが
貴方はプロとアマの違いは何かと聞かれたら何と答えますか?
私が聞いた中で、これはと思ったのが 以下の分類でした。

「好きな事にお金をかけるのがアマチュア」
「好きな事でお金を稼ぐのがプロフェッショナル」

 例えばゴルフや将棋の場合、
アマは、巧くなりたいからレッスンに通う。道具に凝る。
プロは、賞金を稼ぐ場が与えられている。
実力があればCMやスポンサー等の副収入まで期待できる。

もっと身近な例でいきましょう。
貴方が無類の蕎麦好きで自分で道具を揃え、
蕎麦打ちから始めるほどの腕前だとします。

貴方がその事を履歴書に書こうとしたらどこに書きますか?

「趣味」の欄には書けても
「特技・資格」の欄に 書ける人は そうはいないのでは?

仲間内への振る舞いの範囲と
それでお金をもらって生活を支える事とは
決定的に大きな違いがあります。


今回は50才からの起業独立について
最低限考えておくべき事柄を紹介します。

一言でまとめますと
50代の貴方は 「プロの視点」で独立を考えなくてはいけません。

何故、起業独立したいのか?

・社会との接点が欲しい(保持したい)
・人生を楽しみたい。
・ 社会に貢献したい。
  等が主な理由でしょうか・・・

 では、どういう内容で 起業独立を考えていますか?

・好きな事で独立する
・したい事で独立する
・お金になる事
・有望な市場がある事

 多くの場合、最も陥りやすく失敗必至なのが
やりたい事と出来る事を混同する事です。

 確かに起業独立すれば定年は無くなります。
やりたいだけ仕事を続けられるのです。
これでやりたい事で生活できれば 理想的、まさに言う事なしです。

 理想は持つべきですが
現実から乖離してはそれは幻想でしかありません。


 ひとつ実際の相談例から紹介しましょう。
相談者は40代前半の男性でした。

営業畑でノルマに追われる毎日に疲れた。
もともと営業職は苦手だった。
学生時代から登山が趣味で今も続けている。
食べるに困らない生活で十分、金儲けは考えてない。
自分の趣味を活かしたペンションを経営したい。

 概ね、こんな考えでした。
 確かに自分の好きな事であり、やりたい生活です。

 彼の将来のイメージは
優雅に山を眺めて同じ趣味の人々と語らい
夜は都会の喧騒とは無縁の穏やかな時間を過ごせる。
といったものでした。

 私は、現実を質しました。

ペンション経営となれば
立地面、アクセス面の詳細な検討。
土地建屋の取得費用、内装費や改装費の工面。
人件費(家族だけで運営なのかどうか)
といった「費用面の課題」

 立地、景色、食事、温泉等のセールスポイントはあるのか?
といった「営業面の課題」

 広告宣伝は誰が、どうするのか?
といった「集客面の課題」

 さらには 子供の通学や教育問題といった
「家庭内の課題」が出てきます。

 恒常的に集客を確保して
家族が安定した生活を送るためには
積極的に旅行代理店にアプローチして
時には、飛び込み営業をかけなくてはいけません。
 最重要な「経営面の課題」です。

 いつ何時、近隣に大規模なホテルや
新鋭のペンションが開業するかもしれません。

 対抗するにはツアーの企画や
タイアップ企画、旅行代理店とのタッグは必須です。

 さらに、ここでしか味わえない何か
これを大々的に告知して多くの方に認知してもらわなくてはいけません。

 24時間365日飽きられない工夫、新しい企画を考え続けるのです。
自由な時間はサラリーマン時代以下になります。

 なぜなら、そうしていないと生活できなくなるからです。

 サラリーマン時代は営業成績が悪くても一定の給料は出ました。
ですが自営業は 成績が悪ければ即収入が減り、
最悪は無収入の場合もあります。

 残念ながら今回の相談者は「夢見る夢男くん」でした。
完全には納得していないようでしたが
概ね、自分の甘さには気付いたようでした。

 別にペンション経営だからと言う訳ではありません。

 小さな花屋さんをやりたい。
小粋な居酒屋を開きたい。
おしゃれなカフェを経営したい。
資格を活かして事務所を開業したい

 全て同じです。

 今、独立起業を考えているという貴方
どこまで、突き詰めて考えてますか?

 次回は
50代の起業と60代からの起業との比較
基本となるスタンスとは何か?
先立つもの=開業資金についての紹介等
具体的な内容に移りたいと思います。

 ポイントは、「やりがい」です。

この記事を書いたプロ

寺田淳行政書士事務所 [ホームページ]

行政書士 寺田淳

東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル7F ハローオフィスC-3 [地図]
TEL:03-5157-5027

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