コラム

 公開日: 2016-02-09  最終更新日: 2016-04-13

不動産相続の手続きの流れと期間について


不動産相続の手続きは何かと厄介なもの。しかし、事前に相続の手続きと流れ、そして期間について把握しておけば迷うことは少なくなるはずです。このコラムでは、不動産相続の手続きを8段階に分けて解説しています。期限が決まっているものもありますが、ひとつひとつ確実にクリアしていくことが大切です。

不動産相続手続きは何かと煩雑。流れと期間を抑えて、無駄なく進めることが肝要

不動産相続には、しかるべ手続きと期間があります。ひとつずつ説明していきましょう。

不動産相続手続きは、全部で8段階に分かれます。最初にする手続きは故人の「死亡届、死体火葬許可申請書の提出」です。この申請書は、死亡後7日以内に提出する必要があります。

次に財産目録を作成します。このとき、相続人を確定させ、遺産の内容についても確認をします。
それから「排除者・欠格者の調査」や「相続放棄・限定承認」の手続きを行います。被相続人は死亡を知ったときから3カ月以内に手続きしなくてはなりません。

ちなみに、限定承認とは、相続財産に負債があるとき、その負債を弁済後、相続財産に余りが出ればそれを相続できる方法のことです。

遺産分割協議が不調に終わることもある。状況次第では、調停・審判に入る

実質的な相続人が確定すれば、遺産分割協議を行います。このとき、協議が早期に成立するように、生前から遺産分割について話し合っておくのがよいでしょう。もし、協議が不成立で終わった場合は、調停・審判に入ります。

協議が終われば、遺産分割協議書を作成し、名義変更手続きに入ります。名義変更手続きでは、不動産の所有権移転登記手続きが必要です。もちろん、登記には費用がかかります。司法書士など専門家に依頼するのが良いでしょう。

「相続税の申告・納付」は被相続人の死亡を知った日の“翌日”が起点

そして、最後に「相続税の申告・納付」の手続きをしなければなりません。期限は、被相続人の死亡を知った日の翌日から10カ月以内です。相続税を計算するとき、土地は原則として路線価方式と倍率方式を、家屋は固定資産税評価額を用いて計算します。

これまで見てきたように、不動産手続きには一連の流れがあります。「相続放棄・限定承認」では3カ月以内、「相続税の申告・納付」は10カ月以内にそれぞれ行う必要があります。期限をしっかりと把握し、進めることが大切です。

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