コラム

 公開日: 2010-12-05  最終更新日: 2010-12-06

就活も「塾」時代 エントリーシート・自己PR…指導


アサヒコム
「超氷河期」とも言われる大学生の就職環境。何とか内定を得ようと必死の学生に、「就職支援」「内定」を掲げる塾が人気だ。
個人経営はきめ細かい指導を売りにし、大手は保護者への働きかけも強めている。

11月下旬の平日午後8時。東京都杉並区の商店街の一角にある塾に大学生と大学院生計6人が集まった。
通う大学はバラバラだ。小さな机を囲み、この日は「大学ノートの売り上げを2倍にする方法」について意見を出し合った。

近年、多くの企業が採用試験で使う「グループディスカッション」の練習風景だ。
「お金を持っているおばさま向けにしよう」「韓流スターとのコラボは?」……。議論は30分ほど続いた。

議論を聴いていたのは加藤清紀さん(31)だ。肩書は「就職コンサルタント」。
氷河期と言われた2002年に複数の内定を得た経験を生かそうと、5年前に就職のための塾「イノゼミ」を立ち上げた。
就職した「卒業生」約400人の人脈を活用して、OB・OG訪問もあっせんする。受講料は月4回の指導で1万6千円だ。

売りは「きめの細かさ」。
受講者に小学校から大学までで、良かったことと悪かったことを独自のワークシートに記入させ、「より良い」自己PRの完成を手伝う。
事実上の書類選考になる各企業の「エントリーシート」の記入内容もメールで添削する。

「教えるのはテクニックではない」と話し、「就職活動は学生が自分を見つめる機会。学生自身が『必要なことは何か』に気づくための手伝いがしたいのです」。

学生の思いは様々だ。
首都圏の私大経営学部に通う3年生の男子は、産学連携やボランティアにかかわった経験を「就職に有利なカード」と考え、「カードを切る手順を間違えたくない。そのために(塾を)利用する」。
一方、大学院生の男子は「一人では受かるためにどうしたらいいのか分からない」と話した。

受講者には愛知県や山形県の学生もいる。かつては北海道から通う例もあったという。
名古屋市立大3年生の女子は、同市で開かれた「イノゼミ」のセミナーに参加したことがきっかけで月1回、通っている。
「目指すメーカーの内定者がイノゼミから出ているのが理由。学生数も情報量も圧倒的に多い東京との差を何とかしたい」と言う。

人材教育事業を展開する「ガクー」(本社・東京)が運営するのは、文字通り「内定塾」。6年前に設立した。
教室を東京、大阪、名古屋など全国8カ所に開き、業界最大手とされる。
今年の大学3年生の申し込みは昨年の4倍の800人に達した。
昨年120人ほどだった東京の教室には550人が申し込み、11月末で募集を締め切った。

同月初旬には東京都内で保護者向けのセミナーも開いた。参加者は7人。
セミナーは2年目だが、今年は開催回数を増やした。
問い合わせも6割が保護者で、「希望の企業に入れるために留年させたいが、どうか」といった内容も多いという。

取締役の柳田将司さんは「知られていなくても良い企業はたくさんある。そういう企業を子どもに教えることが、先輩社会人である親の役割では」と話す。さらに「企業の説明会に同行するような過干渉は論外。無関心でもダメ。『目を離さず、手を離せ』。この姿勢が大事です」と助言する。
(以上、記事より)


新卒就職活動で内定を取るための就職支援サービスが活発です。

内定を取るためのノウハウを教えているのではなく、自己発見を促し就職活動につなげるもののようです。

こういった就職活動向けのものまで料金を払って「学習」する時代になったのでしょうか。
自分自身で経験し・振り返り・学び取って行うものだと思っています。

親の過干渉は、確かに問題だなと感じるところがあります。

実際に、就職説明会に母親が同行してくるケースもありました。
その時点で、その学生は「バツ」でしょう。

親の感覚としては安定志向が強く、結果として大手企業などを勧めるなど子どもの就職先に干渉してくる、または留年を促しているというのは、子どもの自立を阻害するものです。

親の意見で就職先を決めるのではなく、子どもが進みたいと思っている方向を陰ながら見守ってあげるくらいの姿勢で接してもらいたいと思います。

内定率が低い現状では、様々な手を打ちたいという心情もあるでしょうが、就職が決まっている学生との差がどこにあるのかを徹底的に振り返る事が、根本的なところでは重要なのかもしれません。

この記事を書いたプロ

社会保険労務士法人スマイング [ホームページ]

社会保険労務士 成澤紀美

東京都渋谷区幡ヶ谷2-14-9 ヤナギヤビル4F [地図]
TEL:03-6300-0485

  • 問い合わせ
  • 資料請求

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0
<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
なりさわ社会保険労務士事務所 成澤紀美さん

元システムエンジニアならではの視点で、IT業界の人事労務の問題を解決します(1/3)

 新宿から京王新線で2つめの幡ヶ谷駅から徒歩1分。代表の成澤紀美さんを中心に、ほとんどが女性スタッフで構成される「社会保険労務士法人スマイング」は、とくにIT業界に特化して、人事労務のさまざまな問題に取り組んでいます。実は成澤さん自身が、も...

成澤紀美プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

IT業界の人事・労務トラブル解決、就業規則に強み

事務所名 : 社会保険労務士法人スマイング
住所 : 東京都渋谷区幡ヶ谷2-14-9 ヤナギヤビル4F [地図]
TEL : 03-6300-0485

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

03-6300-0485

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

成澤紀美(なりさわきみ)

社会保険労務士法人スマイング

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる このプロに資料を請求する
プロのおすすめコラム
社労士業務の専任担当者、給与計算実務経験者を募集中です

現在、業務拡大に伴い、社会保険労務士業務である各手続専任担当者と、給与計算業務担当者を募集しています。!...

月に一度、金曜日が半休という制度を導入している企業
イメージ

長時間労働の是正など、企業は多様な働き方ができる環境の整備が求められきており、社員が働きたくなる職場環境の...

[ 人事・労務 ]

不祥事を抑制する、会社の「価値観」の共有
イメージ

大企業を始めたとした企業の不祥事のニュースが絶える事がありません。なぜ、不祥事は繰り返されるのでしょうか...

[ 人事・労務 ]

働き方は量より質へ
イメージ

長時間労働、過重労働が問題になる中、在宅勤務を活用し、場所に捉われない働き方=モバイルワークを、企業が積極...

[ 人事・労務 ]

大学の就職内定率は、過去2番目の高水準
イメージ

文部科学、厚生労働両省の調査によると、来春卒業予定の大学生の10月1日時点の就職内定率は、前年同期比4.7ポイン...

[ 人事・労務 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ