コラム

 公開日: 2016-07-11 

長時間労働の原因がわからないとき、どうしますか

働き方改革の支援をしているなかで、
先日こんな話題がありました。

・「従業員全員が残業無しで定時退社は無理です」

・「ノー残業は現実的ではないから、1人あたりの残業時間を
  月間5時間減らすにはどうしたら良いか」

このような状況に置かれたとき、「無理」や「現実的ではない」と
判断する前にまず考えなくてはならないことは、
『なぜ、長時間労働になっているのか』です。

この長時間労働の原因がわからないと、
何を改善したらよいかもわかりません。

特に、限られた人的リソースのなかで
業務を遂行しなければならないとき、
・最優先でするべきことは何か、
・優先順位を変えることは何か、
・「やらない」と決めることは何か、
このあたりの切り分けを求められます。

先日ある外国人が、日本人の働くことに関しての
不思議についてこう語っていました。

『日本人は朝の定時出社時間には厳しいが、
 終業時間には甘過ぎる』

この意見をどう感じますでしょうか。

出社時間に遅れないということも、もちろん
大切だと思います。しかし、台風、大雪、災害などが
あった日にも、会社に遅れまいと従業員が危険を冒して
出社することが奨励されることがあります。

これは先日、JIJICOに掲載された「在宅勤務」について の記事
でも触れましたが、天候や災害時の出社のリスクと
生産性、事業継続性についての考えを改め、
全ての企業で考えなくてはならないことだと思います。

そして、終業時間に関して、
ノー残業が無理と感じる企業では、
まず一部の部署でも良いから、1ヶ月間ノー残業をしてみて
「何ができて、何ができなかったか」を、検証してみることを
おすすめしています。

これは、「1人あたり、2時間までの残業はOKだけど、
それ以上はNG」のように設定すると、どうしても人はその+2時間で
行動をしてしまう傾向があります。

想像してみましょう。
「かわいい我が子が、定時18時までの保育園で待っている」
「最近身体の弱くなった親に、18時30分時までに夕飯を作ってあげたい」
このような状況に置かれたときに、17時までに会社を
絶対出なければならないのです。

このような方の生産性は、素晴らしいものがあります。
人はその立場にならないとできないということがあります。
ならば、一度、その立場になる前に、
できる部署から、ノー残業を始めてみましょう。

きっと、
・必要と思っていたけど、要らなかった業務
・改善によって、劇的に効率が上がる業務
・情報共有の手段のチェンジ
まだまだ沢山良き点が出てくるはずです。
その上で、無理かどうかを判断しましょう。

合言葉は「Small Start!」「Quick Start!」
小さなことから、すぐできることから。
未来が変わってきます。

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