コラム

 公開日: 2016-07-06 

『マミートラック』から脱出するには?

昨日のコラムで、ライフイベントを迎えた女性の
様々な立ち位置のお話に触れました。

今日は、下記2番目の《◆働きたい → 働ける → でも課題がある》
について、考えたいと思います。

◆働きたい → 働けない
◆働きたい → 働ける → でも課題がある
◆育児専念したい → 育児専念する
◆育児専念したい → 働かなければならない

《◆働きたい → 働ける → でも課題がある》


この場合の課題ですが、
女性のライフイベントである「結婚・出産」を経て、
育児休暇を取得し、復職するケースで考えてみます。

今から10年ほど前ですが、これほど女性活躍が叫ばれてない時代です。
私自身「結婚・出産」後にちょうど1年間の育児休暇を取得し、
職場に復帰しましたが、身をもって実感したことがあります。

それは、『復職できる』ことは、《奇跡》だということです。
大袈裟でしょうか。

じつは私は出産の際、来週から産休という直前に、
ある日の夕方職場で急にお腹に激痛が走りました。
倒れこんだ私を、職場の方が救急車を呼んでくださり、
色んな偶然が重なり、緊急手術を速やかに行っていただけた
ことで、母子ともに命が助かったという経験をしました。

よく妊娠時期は5ヶ月を過ぎると安定するなどと言われますが、
私はこの経験で、
『妊娠に安定期はない』『出産は命がけなのだ』
と、感じています。

復職は、
◆法や会社の制度
◆職場の理解と協力(上司、同僚)
◆家族のサポート
◆地域のサポート
◆保育園や預け先
◆子供の健康、家族の健康
◆自身の健康

など、「どれか1つ欠けてしまってはむずかしい」
ということへの”気づき”が大切です。

おそらくこの中のどれか1つでも課題があったなら、
復職を断念する方も多くいらっしゃると思いますし、
健康の問題があれば、意思があってもできないのです。

このような出産経験をしたからこそ、
より一層《復職は奇跡》だと感じています。
そして、今もなおこうして元気に働き続けていられることに
《感謝》の気持ちも湧いてきます。

『マミートラック』から抜け出すには?


また『マミートラック』という課題で、
お悩みの方も多くいらっしゃいます。

復職ができたものの、
産休前に配属されていた部署とは別の部署に異動になったり、
補助的な仕事やルーティンワークを任されたりすることで、
昇進・昇格とは縁遠いキャリアコースになってしまう現象のことです。

この課題は、
◆働ける → 昇進・昇格を目標として働く
◆働ける → 新しい仕事へのチャレンジやライフの充実度を優先する
どちらを自身の軸としているかで、考え方ひとつで、
このマミートラックから抜けられることがあります。

後者であっても、育児にも慣れ、手がかからなくなった時に、
結果として、新しい部署で昇進・昇格となり得ることもあります。

そのためには、自分をしっかり見つめ、
中長期でキャリアデザインを描くことが重要になります。
ここで言う”キャリア”は、
仕事だけでなく一度しかない”大切なライフ”も含めた中長期です。

《復職できる》という感謝の気持ちをまず共有し、
初めて自分と向き合う準備ができます。
《感謝の気持ち》があるから、仕事も育児も楽しんで、
長く続けることができます。

そして、大切なことに気づき、素の自分になったところで、
本当に歩みたい主体的なキャリアデザインが描けるのです。

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