コラム

 公開日: 2015-06-20 

成績がいいから受かるとは限らない.......大学院入試の事実

入試は成績の良い人が受かる...、この一見当たり前のことが、実はそうではないということもあります。
今日は大学院入試について、過去に実際会った事例をあげて、説明したいと思います。

「成績は良かったけれど、あなたは誰ですか?」.....えっ?

某トップレベルの研究大学院を受験したA子さんの場合、一次試験の学科試験と語学試験を無事通過し、二次試験の記述課題が終わって、面接による口頭試問を受けました。

ペーパー試験は、自分としては大きな失敗はなかったという認識で、、受かるか否かは相対的な評価で、他の人たちがどれぐらいの成績をとっているかにかかるだろうと考えていました。

そして面接試験に臨んだところ、志望している研究室の教授から、出た質問が、あまりに予想外で・・・

「あなたはどこの誰で、今まで何をしてきたのですか?」という質問。

もちろん、提出書類での書式にもっとって、簡単な経歴は記してて提出しています。

研究室訪問無しで飛び込み受験

通常、大学院入試では、研究室が拒否していない限り、事前に研究室訪問に行きます。
しかし、A子さんは、特に経歴もなく、専門知識も独学で勉強してきたので、アピールことも話すこともないと思い、研究室訪問なしに受験していました。

後でわかったことですが、A子さんの学科試験はほぼパーフェクトで、英語は受験生全体で5の指に入る成績だったそうです。

前述の教授の質問は、そのような成績の結果を全て把握された上で、一体どこの誰だという気持ちから、聞かれた質問で、誤解のないように説明を加えますと、研究室訪問無しで無礼だという意味での質問でなく、成績が良かったので、どこかで研究をしていたと思われたようです。

研究計画もかなり壮大な大風呂敷だったものの、志望する教官の研究スタイルをしっかり把握して、その路線を抑えた計画を持っていったので、質疑応答も特に問題もなく、実際に教官が、テストもパーフェクトだったと呟いたそうです。

成績は良かったけれど、来季に再受験してまた良ければ合格・・・

で、その後の面接の中で、教官が言ったことには、
「成績は優秀であるのだけども、今試験では、某大学から非常に優秀な学生が受けていて、今回は、その人を取ろうと思っている。あなたに関しては、今日初めての面識で未知数の部分は多いので、来季にある二度目の試験をもう一度受けてもらいたい。その上で、成績がおなしようによければ考えましょう。」と言うことでした。

もう一人の学生さんは、トップレベルの大学の現役生で、出身大学の指導教官からも紹介があり、いわゆるサラブレッド畑の方だったようです。

結果、その季のテストは不合格になりましたが、そのあと、ゼミへの時々参加も認められ、次ののテストでは、同様の良い成績を収めて、無事合格になりました。

私たちもホッと胸をなでおろしました。

研究室訪問の意義

結果良ければ、全て良しですが、この事例から押さえることは二つ。

まず、一つ目は大学院入試は、大学入試や高校入試などとはかなり異なっていて、最低限の足切りラインはクリアしなければなりませんが、それを超えれば、取る、取らないは、教官の胸さんずであるということを今一度、認識していただければと思います。。
いわゆる出来レースがあるのかも…ということです。

いい意味でレベルの高いドングリの背比べから選ぶ時には、その他の要因、例えば、どこどこ先生の紹介であるとか、同じ研究領域で、修論にすぐに継続できる卒論を書いているとか、プラスαの要因が、合格を左右する。
言い換えると、そういった情報が、試験以前に影響を及ぼす可能性があるということです。

そのような背景がない人は一見不利ではありますが、それを補う一つの方策が、事前の研究室訪問ではないでしょうか。
これが二つ目に抑えていただきたいことです。

A子さんの受けた学科は、全体としての定員は決まっていましたが、どの研究室に何人を配分するかの目安は事前に先生方で決められる方式だったようで、志望した研究室では一人と設定されていたようです。

A子さんの場合も事前に研究室訪問をして、研究計画を説明し、知識を認めてもらっていれば、定員が増えてあるいは、回り道をせずに済んだかもしれません。
私たちも研究室訪問をされていないことは気になっていました。
しかし、サポートを始めた時期は、すでに入試の受付が始まっていたため、研究室訪問は難しく、やむなく直前対策と研究計画の面接対策に絞って、成績を上げることに焦点を絞り込みました。


大学院受験ではこの事例のような場合や、その教官の学科内の勢力関係など、受験の成績以前の不可抗力の要因が合否に影響を及ぼす場合も少なからずあります。

大学院受験に向けての 事前の研究室訪問は、そのようなことを確認する、あるいは、不可抗力をできる限り「可抗力」に近づける効用もあると考えています。

これから受験を考えられる方は、このようなこともどうぞ参照されて下さいね。

q(^o^)pq(^o^)pq(^o^)pq(^o^)pq(^o^)pq(^o^)pq(^o^)pq(^o^)pq(^o^)pq(^o^)p

公式ホームページはこちら 
卒業論文・修士論文・投稿論文・博士論文の個人指導
 Moon Circle(ムーン・サークル)

ご質問・お問い合わせはこちら

公式ブログはこちら
修士論文、卒業論文、社会人入学の大学院講義補講、大学院入試・臨床心理士試験のための勉強術・・・と、その他諸々?Moon Circle(ムーン・サークル)のブログ

q(^o^)pq(^o^)pq(^o^)pq(^o^)pq(^o^)pq(^o^)pq(^o^)pq(^o^)pq(^o^)pq(^o^)p

この記事を書いたプロ

Moon Circle [ホームページ]

水戸くみる

東京都港区六本木四丁目3-11-223 [地図]
TEL:050-5539-7758

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

7

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
応援割引企画
イメージ

トライアルといえども、1回で風穴を開ける最強トライアルの割引企画 全トライアルを30%オフでご提供  さて、そろそろ本腰入れてガンバる季節となりました。...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
Moon Circleの水戸くみるさん

修論・卒論・投稿論文(博論)の完成に向けて丁寧に個人指導(1/3)

 「Moon Circle」を主宰する水戸くみるさんは、大学院生と大学生を主な対象に、論文作成を個人指導でサポートしています。その7~8割は、心理学、看護学、教育学、福祉学、社会学などの修士論文に取り組む大学院生からのニーズ。論文の中間発表...

水戸くみるプロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

研究論文の執筆、調査・実験の研究計画などを全面的に個人指導

会社名 : Moon Circle
住所 : 東京都港区六本木四丁目3-11-223 [地図]
TEL : 050-5539-7758

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

050-5539-7758

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

水戸くみる(みとくみる)

Moon Circle

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
このプロへのみんなの声

最後の最後まで修士論文のご指導をいただき、ありがとうございました。

この度は修士論文を作成するに当たり, 最後の最後までご指...

S・H
  • 40代/女性 
  • 参考になった数(10

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
研究を語り合うサロンのように・・・・でも真剣です。
イメージ

ある日の個人指導の様子。新宿と銀座のミーティングルームにて、3名の方のそれぞれの個人指導のセッションを...

[ 個人指導のサポート ]

こうなればうれしいな…妄想的シュミレーションの勧め
イメージ

修論・卒論とも、そろそろ提出期限が見えてきて、追い込みへとスタートを切る季節となりました。、先日から、...

[ 修士論文・卒業論文の書き方 ]

「これについて実証した先行研究がない。」・・・本当?
イメージ

 先行研究が見つからない≠研究されていない 修論の中間発表や研究計画書のサポートがピークを迎え、なかなか更...

[ 研究の工夫 ]

1日短期集中心理学概論・臨床心理学概論講座&研究計画勉強会講座

臨床心理系の大学院入試、臨床心理士試験に備えて卒論・修論の研究計画、大学院入試の研究計画書作成に備えて...

[ お知らせ ]

ネットを使ったアンケート調査
イメージ

 限られた時間で、統制のとれた被験者を集める 先日、ある社会人の方の調査研究のサポートを行いました。...

[ インターネット調査の活用もありかも ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ