コラム

 公開日: 2016-09-30  最終更新日: 2016-10-05

【収入印紙は何のために買う?】意外と知らない「印紙税」の仕組み

収入印紙を買う=納税!?

何か大きな買い物や取引をした時、領収書に“収入印紙”を貼った事のある方もいらっしゃると思いますが、お客様が買ったその“収入印紙”、何の意味があるかご存知ですか?

実は、お客様が収入印紙を買うために使ったお金は、“印紙税”というこの国の税金として使われているのです。


収入印紙は、不動産取引に関わる課税文書(金融機関と結ぶ金銭消費賃借契約書(ローンを受ける際の契約書)や売主と買主の間で結ぶ不動産売買契約書など)にも貼られており、そこにも税金が発生している事をご存知でしょうか。

今日は、お客様が意外と知らない“印紙税”がテーマです。

印紙税って何?

印紙税とは、印紙税法に基づいて、課税文書に対して課される税金のことです。具体的には、領収書(5万円以上)や手形(手形の金額によって、印紙代も変わる)などがあります。


不動産取引に関わる課税文書でいうと、金融機関と結ぶ金銭消費賃借契約書(ローンを受ける際の契約書)や売主と買主の間で結ぶ不動産売買契約書などが該当します。

なんのために印紙税を払うのか

契約書を作るだけで税金を納めなければならない印紙税。なぜ納めなければならないのでしょうか。政府の見解としては、2005年の小泉純一郎総理(当時)の国会答弁が参考になります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
経済取引に伴い作成される文書の背後には経済的利益があると推定されること及び文書を作成することによって取引事実が明確化し法律関係が安定化することに着目して広範な文書に軽度の負担を求める印紙税の性格を踏まえ、課税文書ごとにその文書の作成の起因となる経済取引の内容やその文書の作成実態等が異なる点を考慮していることによる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

難しいことを書いていますが、かみ砕いていうと、「取引するからには利益を得る人がいるわけであり、また文書を作ることでその取引を安心して実施できて取引を行う人にとってメリットがあるのだから、税金を取らせて欲しい。取引の内容ごとに大きな負担とならない範囲で少しずつ徴収させてもらう」ということです。


「軽度の負担」との考えからか、納税方法も契約書類にペタッと収入印紙を貼って消印するという簡易な形式が取られているのかもしれませんが、やはり不動産取引ともなると金額も大きくなり決して安いとはいえないですね。

また、取引の内容ごとに収入印紙の額を変えるという通り、不動産売買契約書や工事請負契約書など契約書(課税文書)の種類ごとに税額も異なり、また、同じ種類の課税文書でも取引金額に応じて段階的に税額が決まっているのです。

「消印」とセット!印紙税の納税の仕組み

さて、印紙税は課税文書(契約書)を作った時に納税する事とその理由も分かったところで、次は納税時期と納税方法について見てみましょう。納付方法は、契約書に収入印紙を(切手のように)糊付けして添付し、その上からハンコを押します。印鑑を押すのは収入印紙を再利用できないようにするためで、この行為を消印といいます。

一度きりで使えないようにする目的だけですので、会社印でなくても担当者個人の印鑑でも構いません。不動産会社と取引をする際、相手(不動産会社)が社印を押していないからといって間違いではありませんので念のためです。


尚、消印を忘れ、それを税務署などが発見した場合、過怠税としてその貼り付けた収入印紙と同額を「過怠税」として支払うことになりますのでご注意ください。

金額は取引によって千差万別

そして、税金というと一番気になるのが“金額”ですよね。

不動産購入においては、住宅ローンを組む時の銀行との契約書(金銭消費貸借契約書)、不動産を購入する際に売主との間で結ぶ不動産売買契約書に課税されます。さらに、新築を建てる場合やリフォームをする際にも印紙税が課税されます。そして、不動産売却時には、買主との間で結ぶ不動産売買契約書に課税されます。

さらに、不動産売却時には、売却代金を受け取った際に発行する領収書にも印紙税が課税されます。(しかし、売主が個人の場合、かつ、マイホームまたはセカンドハウスであれば、「営業に関しない受取書」となり印紙税はかかりません。)


このように、印紙税は、取引の種類やその取引金額に応じて税額が異なります。

これらの金額については、こちら「印紙税は住宅ローンや売買契約時にかかる税金。一通契約に注意」に一覧表としてまとめてあります。その他の細かい制約条件や注意すべきポイントも記述してあります。お客様が実際に当事者として向き合わなければならない場合は、必ずチェックしてくださいね!

あわせて読みたい

印紙税は住宅ローンや売買契約時にかかる税金。一通契約に注意

【無料】「来てよかった!」の嵐!マイホームの“買い方”が劇的にわかる講演会

「資産価値を生む住宅を購入するためにゼッタイ知っておくべき“7の秘訣”」 【過去の参加者様の声

●ご意見・ご感想・疑問などなんなりとこちらへ!⇒【info@mitomi-estate.com】
こんなこと聞いても…いいんです!
ミトミの「お客様の声」

この記事を書いたプロ

有限会社ミトミ [ホームページ]

不動産投資アドバイザー 加藤豊

東京都板橋区中板橋22-8 [地図]
TEL:03-5375-4533

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

1

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
メディア取材・取組み
イメージ

ミトミは「かし保険案内宣言店」として登録(首都圏既存住宅流通推進協議会)され、家を買う”前”の検査と、買った”後”の補償がセットになった、中古住宅購入者の不安を...

ミトミのサービス
イメージ

※詳しくは「ミトミのサービスメニュー」をご参照ください。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■【ご依頼の流れ】マイホームや投資物件をお探しの方■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
有限会社ミトミの加藤豊さん

中古物件の資産価値を担保し、ハッピーな売買に!バイヤーズエージェントで悩みも解決(1/3)

不動産仲介会社の店頭やHPには物件情報があるのが当たり前。その代わりに、不動産業界の裏側事情やタウン情報「名店放浪記」などを包み隠さず発信する会社があります。中古物件の売買・リフォーム・投資物件の紹介に強い「有限会社ミトミ」。加藤豊社長は、...

加藤豊プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

徹底して資産価値にこだわる中古物件売買・よろず相談

会社名 : 有限会社ミトミ
住所 : 東京都板橋区中板橋22-8 [地図]
TEL : 03-5375-4533

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

03-5375-4533

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

加藤豊(かとうゆたか)

有限会社ミトミ

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
このプロへのみんなの声

資産価値にこだわるマイホーム選びに目からウロコ!長い目でみて安心な住まいを購入できました!

マイホームの購入のお部屋探しを手伝っていただき、本当にあ...

S・I
  • 30代/女性 
  • 参考になった数(10

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
その物件、隣の不動産会社でも取り扱っています
イメージ

「あの不動産屋は気に入らないが、物件は気に入ってるんだよな。まいったなあ」そうお思いのあなた、迷うことな...

[ 不動産業界の仕組み ]

「非公開物件」が生まれる嘘のような5つの理由
イメージ

「非公開物件ですよ…」なんとも甘く魅力的な言葉でしょう。なにか自分だけが極秘情報を知った気分にさせてくれます...

[ 不動産業界の仕組み ]

掘り出し物件をみつける最も効果的かつシンプルな方法
イメージ

不動産の中には「掘り出し物件」といわれる誰もがうらやむ超好条件の物件が存在します(もちろんどんな物件も自分...

[ 不動産業界の仕組み ]

借地権と底地権はセットで高く売れる?「コーヒーカップ・ソーサー理論」 とは
イメージ

 借地権=コーヒーカップ、底地権=ソーサーの関係 不動産用語の中にコーヒーカップとソーサー(受け皿)があ...

[ 不動産業界の仕組み ]

リフォームの盛んなアメリカに学ぶ!資産価値を下げてしまう修繕事例
イメージ

 資産価値を下げてしまう10のリフォーム事例(米国) 「資産価値を高めるリフォームのカギは「将来の買主が喜...

[ 質にこだわるリフォーム・リノベーション ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ