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コラム
2012-02-17
建材で光熱費を節約できないか?
寒く冷たい時期になると暖房方法などと同時に、私たちが接している部屋の素材に目がいってしまいます。
自然素材で、暖房費などエネルギーの消費を軽減できないか?
夏涼しく冬暖かい、そん建材を探し求めてみたりします。
写真にあるのは私が携わったお宅の床材です。四国の杉を使った無垢のフローリングです。
これは一般的なフローリングである、合板に単板を貼り付けた複合フローリングより、少し暖かく感じるようです。
それはなぜでしょうか?
いくつか特性があります。暖かさの秘密の一つはその断面にあります。
写真の無垢の杉板は厚さが30㎜あり、材の断面をみると分かりますが、年輪が見え、まさに樹木そのものです。
樹木の繊維に空気層が密集して構成される感じ・・・とでも言いましょうか、針葉樹である杉のように比較的軽い木材ほど、その空気層が多いため、熱が伝わる割合「熱伝導率」というのが低くなり、断熱効果がでてくると考えられます。実際に断熱材と呼ばれるものは、綿や発泡スチロールのようなものが多いですね。それがヒントです。
例えば冬の外気に面しているアルミサッシを触ってみると、とても冷たくなっていて、場合によっては結露していることもあります。それはアルミの熱伝導率が高いためです。さらに、よく見るとサッシが結露して水滴が着いていても、すぐ脇の木枠には水滴が着いていないことがあります。
そうです。冷たさが伝わっていない・・・。熱伝導を実感できる場所かもしれません。
無垢の木材に暖かさを感じるのは、寒く冷たい時期に熱伝導率の低い建材に触れたると、触れた人の体温を瞬時にはねかえす感じで、逆に金属に近い素材の場合は、体温を吸いとるように冷たく感じる。そんなニュアンスでしょうか。
モデルハウスや新築内覧などに立ち会いますが、物件の大半が、この複合フローリングです。
(複合フローリング)
表面の銘木単板面の処理が大変によく出来ていて、芯材(内部)まで無垢材で出来ているのと同じように見えます。日本の建材メーカーの技術力には、本当に敬服するばかりです。皆さん、すでに貼ってあればあまり気にしないのか、モデルハウスはスリッパが用意されていますし、見た目にうっとり、触感のことまでは気にされないような印象です。
ただ、私が床材が絡むリフォームの話をする時は、この熱伝導率や触感の話をします。
今回はフローリングの話をしましたが、床材選定には畳やタイルなど数多くの選択肢があり、それぞれメリット・デメリットがあります。それらポイントを押さえた選択肢を、しっかり打合せながら住まいの計画を進めなければ、後々「ああすれば、こうすれば良かった・・・」となる傾向が多いからです。
床の仕上材だけでも無数に情報があります。それらの取捨選択に手助けとなるのが、プロの仕事と考えています。
ただでさえ忙しい日常です。ご自身の有意義な時短のためにも、ネット上にある玉石混淆な情報からのロスを避け、根拠あるプロの知識を利用する方が、効率は良いと思います。
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