都市型狭小住宅を得意とする建築家
プロTOP:大塚正彦プロのご紹介
匠の技と知恵で希望をかなえる 都市型狭小住宅造りのメッセンジャー(1/3)

敷地が狭く変形でも、居心地が良い、あなたの住まいを実現
それは大塚さんが独立して3,4年目の頃でした。品川区で八百屋さんを営む若夫婦が47平方mほどの土地について、尋ねられたそうです。子供2人の4人家族。「このような狭い場所でも家が建つものでしょうか」「本当に大丈夫でしょうか」と。道路に面した横幅はわずか3m、奥行きは約16mでした。ご夫婦は半信半疑の表情であったといいます。
都会の建物密集地にある狭い土地では、当然のことながら、耐火性や耐震性、日照権、隣宅との最低離間確保、建蔽率などの厳しい建築条件があります。加えて、大変重要なポイントである「住み心地の良さ」を確保しなければなりません。自然な採光や風通しを十分に取り込み、狭い空間壁に囲まれているという圧迫感をなくすための、視線の広がり感の演出も大切です。
ヒアリングと調査、分析を重ねて出来上がった設計は4階建て。種々の工夫で高さを法的限界の10mに抑えました。視線の広がりと開放感を出すために、構造壁3枚の対面は開放面として活用しました。リビングを2階に上げてお日さまの恩恵、自然な採光が得られるようにしたそうです。大塚さんは「最終的には竣工までに1年半かかりましたが、とても喜ばれ、印象深い仕事でした。お子様が1人増え、今は5人になられたようです」とうれしそうに話します。
大塚さんは渋谷区のグラフィックデザイナーの方から頂いた仕事も思い出深いそうです。結婚する、お金はあまりない、1階にイタリア製の車3台の駐車スペースを確保したい、敷地は道路面幅6mで奥行き11mの66平方m、上にアトリエも置きたい――という建築案件でした。施主は「まあ、駐車スペースは2台でもいいかな」と言われたそうですが、大塚さんは4本の柱をひし形に据える構造とし、4台でも置ける設計にしてビックリされたそうです。
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