コラム

 公開日: 2015-08-13 

賃貸と持ち家の「老後の課題点」

賃貸の課題 老後の家賃費用をどう賄うのか?

賃貸の場合のキャッシュフローで気を付けることは、老後資金の多くをしめる年金支給額には、家賃分の住宅費を賄うほどの金額が含まれていないことです。この選択をした場合、年金生活開始後の住宅資金を現役時代に貯めておく必要があります。

仮に65歳で引退し、余命を25年、月の家賃が10万円の場合、ざっくり計算すると3000万円の住宅費用が老後資金とは別に必要になります。こうしてみると、現役時代に、より計画的な生活設計能力が必要になりそうです。一生を通して賃貸を選択する場合、念入りに現役の時に貯蓄、投資をし、資金確保する必要があるかもしれません。

老後を見通した住まいとの付き合い方

一方、持ち家はメンテナンス費用と家族構成の変化、自身の老後による住まい対応などのライフサイクルコストや、持ち家の資産性の低下を見込んでおく必要があります。また、老後の住み替えに備え、持ち家を売却、賃貸などの資金化の原資にする考えも必要かと思います。
しかし、住宅購入時には、現状の問題点解決や所有すること自体が目的になり、遠い将来のことについては思考停止になってしまいがちです。

当然ながら、資産性だけではなく気に入った洋服や車を買うように、自分の好みに合わせた取得も価値があると思います。その要素がなければ、一度にこんな資金がかかる大きな決断は出来ないものです。ですから資産性のほかに、好みに対する消費的な意味合もあっても良いと思います。ただし、そのバランスが必要です。

住宅を所有する場合、老後の生活を安定的に送れるよう、住まいの身の振り方までも見通して計画的に考える必要があるでしょう。それも、資金面での負担の少ない方法や、より価値を高める対策などをポイントにおいて。例えば、「子世帯が住み継ぎ出来る、賃貸や売却がしやすいエリア」や「建物はメンテナンスコスト、ランニングコストが低い、ジェンダーフリー」などの選択が重要になってきます。

一度定住し、住み慣れてしまうと、転勤などの強制的な条件がそろわない限り、なかなかエリアを変えられないものです。また、短期的な住み替えはコストの無駄が大きくなります。住宅購入や住み替え、住まいの終い方をお考えでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。皆さまの住まい、住まい方のよりよい選択のお手伝いをしていきたいと思っております。

この記事を書いたプロ

株式会社エルディーサポート [ホームページ]

不動産コンサルタント 屋形武史

東京都中央区銀座5-6-12 みゆきビル7F bizcube(東京オフィス) [地図]
TEL:03-5931-7116

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

3
<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
サービスメニュー

サービスメニューにつきましては下記当社HPをご参照くださいhttp://ldsupport.jp詳細につきましては、お手数ですがお問い合わせお願いいたしますメ...

 
このプロの紹介記事
屋形武史 やかたたけふみ

あなたの住宅・不動産に将来価値はあるのか 資産価値を最大に残すFP(1/3)

 今ある住宅の将来価値に対する客観的なアドバイスや、資産としての住宅取得を研修セミナーで教えているファイナンシャルプランナーがいます。屋形武史さんは、30年以上に渡り大手住宅メーカーで業界に携わり、住宅相談2000件以上、具体的提案500件...

屋形武史プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

顧客の条件に合わせた住宅の取得・終活(売却、賃貸)をサポート

会社名 : 株式会社エルディーサポート
住所 : 東京都中央区銀座5-6-12 みゆきビル7F bizcube(東京オフィス) [地図]
TEL : 03-5931-7116

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

03-5931-7116

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

屋形武史(やかたたけふみ)

株式会社エルディーサポート

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
日本FP協会第6回小論文コンクールで優秀賞をいただきました

突然ですが、お知らせしたいことがあります。私が所属しています日本FP協会主催の小論文コンクールに私が寄稿...

「敷地セットバック必須道路」には土地健康診断で不動産価値の確認を
イメージ

前回に続き道路種別のうち「建築基準法42条2項」の道路扱いを受ける、いわゆる「狭あい道路」「細街路」「みなし道...

やはり戸建住宅は新築も既存も耐震等級3が必須か?(2)
イメージ

前回に続き、戸建住宅の耐震性能について取り上げていきます 既存住宅にも求めたい、耐震等級3レベル 住...

やはり戸建住宅は新築も既存も耐震等級3が必須か?(1)
イメージ

平成28年4月の熊本地震では建築基準法でも想定していない前震、本震で震度7を二度記録しました。前震で倒壊を免れ...

既存住宅選択基準は新築にも共通する。劣化診断結果は最終の判断?
イメージ

日本では空き家が820万戸(不明を含めれば850万戸)となり「空家対策特別措置法」の成立や、昨年度の住生活基本計...

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ