コラム

 公開日: 2011-08-04 

資本と純資産、会社評価

会社取引や、離婚の際の財産分与、M&Aでも問題になるのは、






その会社の価値がいくらか、すなわち、会社の細分化した価値である株式がいくらか、である。






上場会社であれば、株価というものがあり、株価×発行済み株式数が会社の時価ということは一応、できる。






しかし、非公開会社の場合は、時価というものがないため、極めて困難な問題に直面する。






登記簿を見れば、資本金と発行済み株式数はわかるが、






これだけでは当然のことながら価値など全く分からない。





極端なことを言えば、資本金が登記上1円でも、発行済み株式が1株でも、






数千億円の価値のある会社だって理論上はありうる。





そこで、会社の価値を測る方法、というものが出てくるのだが、





詳しくは3つほどあるが、





一番単純なのは、





BS(バランスシート、貸借対照表)上の純資産を株式で割ってしまう方法。






純資産とは、簡単にいえば、プラスの財産から、マイナスの負債などを差し引いた残りである。






資本金は全く関係ない。






ただ、この方法でも、会社ののれんや、取引先、経営陣、歴史などは完全に無視されてしまうため、






正確な会社の価値とは言い難い。






しかし、現実的に正確な会社の価値などは測りようがないのも事実であり、






裁判などでは、上記のやり方で和解の基礎としてしまうこともよくある。






それはそれで、会社の時価算定にかかる費用も馬鹿にならないため、合理的な方法ではある。



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