コラム

 公開日: 2011-07-31 

弁護士に必要なスキル

弁護士に必要とされるスキルは実は非常に多い。





法律・判例・文献を知っている、物事に対して、記憶、理解する、法律をアップデートして勉強するようなスキルは当然として、






実は、かなり実用的というか、ガテン系というか、実際的なスキルが要求される。







たとえば、昔の弁護士はパソコンなどほとんど使っていなかったが、






ここ10年の間に、司法界でも圧倒的にPCスキルの重要性が増し、






PCスキルに疎いおじいちゃん弁護士には、かなりつらい状況になっている。






メールやワード、エクセル、パワポを使いこなすのは当たり前のスキル。これらはもう、弁護士になる以前の問題。






最近では、ブラックベリーにも精通している必要があるし、携帯情報やシステム・情報管理にも詳しくないと、事件に対応できない。






これらIT技術の知識とスキルも当然要求されるが、さらに、






地味なスキルとして、タイピング能力も最も重要なスキルのひとつだ。






できれば、人が言ったことを、そのままのスピードでダイレクトにタイプできるのが望ましい。昔の速記官のように。






現に、検察庁の取り調べでは、検察事務官は被疑者の発言を同時にPCでタイプして調書を作り上げていく。






弁護士も聴取メモを作成することもあり、また、そもそも文書作成は弁護士の最も重要な仕事である以上、タイピング能力そのものが、文書作成スピード、品質に反映されてしまう。






私の場合は、大学時代に引きこもってPCばかりいじくっていたおかげでこうしたITスキルに苦労せずに済んでいるが、そうでなくても、新人時代から上司にIT技術の重要性については事あるごとに言われていたため、ずいぶんと助かっている。






黒執事に言わせれば、





弁護士たるもの、パワポくらい扱えずにどうします!?





といったところだ。





さらに、国際化の時代。クロスボーダー案件(国際案件)を扱う渉外弁護士でなくとも、英語は読み、書き、話せて当たり前。





国際離婚や外資系企業の労働問題では英語が不可欠だ。





外資系企業のオフィシャルランゲージ(社内言語)は当然すべて英語だ。





業務命令から人事まで、すべて英文レターが証拠となる。





国際離婚でなくとも、特に富裕層の離婚では海外資産、特に外国銀行の明細書や、不動産登録簿、証券明細書が英語で瞬時に読めなければ資産隠しも見抜けない。






日本の弁護士だから、英語は話せません、読めません、書けません、では済まないのだ。


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