コラム

 公開日: 2015-11-04 

社交ダンスの歴史をさくっと振り返る

みなさんはじめまして
加藤周介ダンスアカデミー代表の加藤と申します。
社交ダンスと聞いて、どんなことを思い浮かべますか?
このコラムでは、経験者の方はもちろん、やってみようと思っている方、ほんの少しでも興味をもってくださっている方の道しるべのようなものになればと思っています。

それでは、まず初めに社交ダンスの歴史についてです。

社交ダンスの起源は中世後期ヨーロッパの宮廷舞踊といわれています。18世紀に起こったフランス革命後、宮廷舞踊は滅びてしまいますが、その形を変え、ふたつの舞踊という形で残っていきます。
ひとつは鑑賞用の舞踊としてバレエ。
そしてもうひとつは社交を目的として踊られる宮廷ダンス(ボールルームダンス)でした。
その後、様々な国(ヨーロッパ内の諸国、アメリカ、キューバ、アルゼンチン、ブラジルなど)で生まれた音楽に合わせたダンスを確立させ、ボールルームダンスは欧米を中心に発展を続けます。

やがて日本にも文明開化とともに、このダンスが入ってきました。
日本における社交ダンスの始まりは、教科書でもおなじみの「鹿鳴館」からです。
1883年、外国人接待所として「鹿鳴館」で行なわれたパーティーが、日本の「社交ダンス」(=ボールルームダンス)の幕開けとなりました。しかし当時の社交ダンスは、近代化を急ぐ政府の「社交の手段」でしかなかったので、政府の高官や在日外交官など、ごく一部の上流階級の間でしか普及せず、一般大衆にとっては無縁なものでした。
鹿鳴館から約30年後の大正7年、日本で初めてのダンスホールが誕生します。
さらに、社交ダンスが広く一般に広まり、庶民に踊られるようになったのは、それから30年近く後、第二次世界大戦後のことです。進駐軍のためのダンスホールが次々に建設され、男女の出会いの場としてダンスパーティーが流行りました。今でいうところのクラブやディスコや街コンといったところでしょうか。

ダンスブームは大学生たちにも広がり、「早慶戦」も行なわれたほどでした。ダンスを踊れば「不良」「遊び人」というレッテルが貼られ、ダンスは良俗を乱す、いかがわしいものだという世間の雰囲気の中、詰襟(つめえり)で踊る大学生たちのダンスは「不純な遊び」を「熱いスポーツ」競技ダンスとしてアピールすることに大いに貢献しました。
学生たちはダンスパーティーを企画開催し、社会人は仕事帰りに街のダンスホールへ繰り出す…そんなよき時代があったそうです。
おとうさんやおじいさんに「もしかしてジルバ踊れたりする?」と、聞いてみてください。現在、65才以上(くらいかな)の方の中には、ジルバやルンバ、ブルースなどが踊れる方も大勢いらっしゃるはず。
社交ダンスはそれくらい身近なスポーツであり、粋な大人たちのたしなみや教養だったのです。

しかし、70年代から80年代にかけて、社交ダンスのブームは去り、その後も衰退の一途をたどっていきます。「ダンス氷河期」の到来…。
90年代を迎えるまでは、社交ダンスといえば、年配の主婦層や定年で社会の一線を退いた男性が趣味として楽しむという「高齢者たちの酔狂な習い事」(?)というイメージのものでした。
90年代に入り、周防正行監督の『Shall weダンス?』が大ヒットし、再びダンスブームが訪れます。その後もウリナリ芸能人社交ダンス部等バラエティー番組などで競技ダンスが盛んに取り上げられるようになり、社交ダンスは文化や教養、スポーツとして認知され、定着していきます。
現在日本の社交ダンス人口は世界一といわれていますが、シニアの厚い層に加え、ダンスをスポーツや音楽として捉えるジュニアや若年層の増加で、さらに広がりをみせているようです。(うれしいなあ)。

さらにひとりでも多くの方が社交ダンスに誘惑されて、「踊りだしたくなるような人生」を送ってくださいますように…!

※日本でいう「社交ダンス」は、正式にはインターナショナルスタイルもしくはイングリッシュスタイルといわれるイギリスで育った「ボールルームダンス」のことです。
そこから発展していったのが、ダンスを競技スポーツとして競う「競技」ダンス。一般的に踊られているのは、この競技ダンスで競われる10種類の種目(曲目)です。


参考資料
『JBDF インストラクター専門科目テキストブックvol.Ⅲ基礎理論・実技』財団法人 /日本ボールルームダンス連盟

『踊りませんか? 社交ダンスの世界』/浅野素女著(集英社新書)


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