輸入住宅の建設に情熱をかける建築家
コラム
2011-07-23
住まいの定期的な点検の重要性。

この写真は、なんだかわかりますか?
ベランダ下の天井を見上げたものです。
雨漏りによる被害なのですが、
実は加えて白蟻にも食べられており、
すでにこの時点で2階ベランダの壁まで被害が及んでおりました。
築10年半の木造の建物です。
この被害に遭われる半年前に外壁の塗り替えを行なったばかりだったそうです。
家を建ててから丸10年経ったからそろそろ塗り替えの時期だとお考えになられたのでしょう。
しかし、せっかくきれいに塗り替えられたのにこの被害。
築10年が過ぎ、10年保証の対象外となり、おまけに建築された会社もなくなっているという状況。
最初に現場を拝見した時はなんともいたたまれない気持ちになりました。
現在、住宅を購入すると必ず10年保証がついてきますが、
じゃあ10年安心してその家に暮らしていられる事が出来るかというと
そうではなく住まわれる方々による日常の定期的な点検がやはり大事な事だと思います。
ではどうすればよいのか?
それは実に難しくお住まいになられている方々も
おそらく何をどうしたら良いのかわからない事と思いますし、
ましては建物をお引き渡しの際に、施工業社様あるいは仲介業社様から
詳しいご説明まではお聞き出来なかった方々が大半なのではないでしょうか?
最初の1、2年は定期訪問をされる業社さんもございます。
ですが、その際はまだ建物も新しいですしお住まいになられた方や施工された業者様の目線は
どうしても仕上がりの表面的な部分、見た目を気になさる方が多く
建物の構造や、設備の具合など重要な箇所を見ずに済ませていることのほうが多いのではないでしょうか?
実は、これがもっとも重要なこです。
新築時はもちろんきれいが当たり前の状態でお引き渡しをしますけれど、
例えば水道や電気ガスなどの設備関係に関しては、実際に使用し始めてみないと
不具合がわからないことが多いのです。
床下で水漏れが起きていたり、ベランダの排水溝に落ち葉やゴミが詰まっていて流れが悪くなっていたりと
ちょっとした事ではありますが、大きな被害につながりかねません。
また、外壁の止水に使われているコーキング材がどのくらい耐久性に優れているものなのかなどなど。
住まわれてから最初の段階では、建具やサッシの開閉の確認も重要です。日常使われる部分ですから。
あと、いがいと忘れがちなのが白蟻の駆除です。
保証期間は5年。薬品の効力が無くなるからです。
5年は、早いものです。
あっという間にきますが、建物は足元が大切です。
床下から白蟻の点検ができます。その際に水道管、排水管から水漏れが無いかも同時に点検できます。
またほかの部分に関してもそうですが、
日常からいろいろな部分を見たり実際に触ったりすることが重要です。
難しいことなのですが、家を維持管理していかなくてはならないのは、
家を建てられた方々皆様所有者なのですから。
前例もそうでしたが、大きな被害になるまでには長い年月掛けてつながるもののほうが多いと思います。
ですので定期的な点検、
是非お願致します。
家の事で何か気になる点などございましたら
お気軽にお声をかけてください。
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