コラム

 公開日: 2015-04-17 

いとけなき下校の子らの声はずむ四月なり・・・<短歌>について

 4月6日に入学式がありました。真新しい帽子をかぶり、ランドセルを背負った新1年生たちが、そろそろ友だち同士元気よくおしゃべりしながら、下校するようになって来ました。つい十日ほど前にはお父さん、お母さんたちに手をひかれ、おずおずと学校に向かっている印象でしたが、最寄りの誠之小学校では、一昨日上級生たちとの対面式もあったらしく、一日一日と、学校に馴染み、小学生らしくなっている様子がうかがわれます。

 14日火曜日に、「桜草短歌会」立ち上げのお知らせをさせていただきましたが、今日は「短歌を書く(詠む、作る)」ことについて、すこしお話しさせていただきたいと思います。

 短歌という短詩は、『萬葉集』以来千三百年を超える歴史を持ち、また誰にでも(古くは天皇皇族・貴族から一般庶民まで)歌える詩形として、親しまれて来ました。そして五句三十一音という短い形式の中に、さまざまな内容を盛ることもでき、その韻律が人の心ばかりか、「天地(あめつち)を動かし、目に見えぬ鬼神をも、あはれと思」わせる(古今集仮名序)、奥の深い短詩なのです。

 標題は、一昨日書いた私の歌の一部ですが、全体は次の通りです。

   いとけなき下校の子らの声はずむ四月なり陽に輝(て)らふ葉ざくら

 卒業式から入学式にかけて盛りだった桜の花が散り、葉桜の頃を迎えると、初々しく学校に通い始めた新1年生たちも、少しずつ新しい環境に慣れ、元気に下校してゆく、そんな姿を、三十一音の歌の中に、あらわすことができます。

 短歌を書く動機(心の要請)は、人によってさまざまです。私どもの「桜草短歌会」は、昨年10月にスタートした文学サイト「美し(うまし)言の葉」を母体としておりますが、サイト内の「芽吹く言の葉」に作品をお寄せ下さる方の中には、日々の生活やご家族のことを、楽しくかつシャープに切り取って、日常のスケッチのように短歌を書きつづられる方もおられます。

 一方、私自身の十代後半から二十代前半を振り返れば、誰にも語ることのできない青春の痛みを、ただひたすら短歌に込めていたのです。短歌はそうした思いを受けとめてくれる、ほぼ唯一の詩形と言っていいでしょう。

 このように、短歌が引き受けてくれる、すなわち短歌に盛ることのできる内容は、非常に幅広いものがあります。また「桜草短歌会」では、文語にこだわらず(主宰である小田原漂情、石井綾乃は、文語脈中心ですが)、口語体の短歌にも、対応します。そして経験のない方にも第一歩からきちんと助言、指導を致しますので、「短歌をはじめてみたい」という気持ちだけお持ちであれば、どなたにでもご参加いただけます。

 下記リンクより、「美し言の葉」がご覧いただけます。「桜草短歌会」の開催案内も載っていますし、添削・批評のページ「芽吹く言の葉」をご覧いただけば、「桜草短歌会」のめざすところも、おわかりいただけると思います。

[[文学さろん「美し言の葉」 http://umashikotonoha.jimdo.com/ ]]

 直接おたずねになりたいことがありましたら、言問学舎までお問い合わせ下さい(14時~15時半にお願いします)。多くの方のご参加をお待ち致しております。


国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎HP

[[言問学舎の生のすがたは、こちらの動画からもご覧いただけます!
http://www.youtube.com/watch?v=9d_nMZpDjbY&feature=youtu.be]]

[[国語の勉強をお手伝いする国語専門サイト・国語力.com
http://www.kokugoryoku.com]]

この記事を書いたプロ

有限会社 言問学舎 [ホームページ]

塾講師 小田原漂情

東京都文京区西片2-21-12 B1F [地図]
TEL:03-5805-7817

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
お客様の声

一年間ていねいに指導していただき、無事合格できました。最後の2ヶ月は毎日徹底的に見ていただいたので、その効果があったようです。ありがとうございました。

合格実績

 今日は東京都立高校の合格発表日(分割前期)。朝一番で、うれしい合格の報が届きました。小山台高校に合格した生徒は、遠方から受験対策に通ってくれました。これを...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師 小田原漂情さん

子どもに国語力をつければ、将来の選択肢が広がります(1/3)

 東京・文京区。地下鉄・南北線「東大前」で下車。東京大学農学部の正門から徒歩1分という学習環境には最高の場所にあるのが緑色のあざやかな看板が目印の総合学習塾、言問学舎(ことといがくしゃ)です。 文京区内や南北線沿線など、地域に住む幼稚園生...

小田原漂情プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

文学から評論、古文漢文まで、全領域で「本物の国語」を教えます

会社名 : 有限会社 言問学舎
住所 : 東京都文京区西片2-21-12 B1F [地図]
TEL : 03-5805-7817

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

03-5805-7817

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

小田原漂情(おだわらひょうじょう)

有限会社 言問学舎

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
このプロへのみんなの声

家族一同感謝しております

 2年数か月にわたるご指導、まことにありがとうございまし...

A.K.
  • 10代/女性 
  • 参考になった数(0

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
受験生のみなさんへ 言問学舎・小田原漂情がお手伝いします!

 受験生のみなさん。師走、すなわち12月になりました。はじめて受験を経験する方も、またそうでない方も、いよ...

[ 総合学習塾・言問学舎 ]

次回説明会は12月3日(土)・4日(日)開催!平日のご来訪も受け付けます!

 朝方は好天だった日曜日、午後から雨となって、ところによっては、夜は本降りとなりました。すでに観測史上初の...

[ 総合学習塾・言問学舎 ]

受験直前のこの時期、「何とか国語の得点を上げたい」方たちへ

 真冬のような寒さとなり、東京では観測史上初という11月の積雪となった、今週でした。まもなく12月。いよい...

[ 国語 ]

言問学舎の2017冬期講習(本講習・小学生)実施要項のご案内

 小学生の勉強で何よりも大切なのは、「考える力」を身につけることです。特に、大学入試改革を大きなうねりの発...

[ 総合学習塾・言問学舎 ]

言問学舎の2017冬期講習 説明会のご案内

 文京区内の公立中学校では、六中が昨日から期末テストに入り、各校とも来週火曜日ぐらいから、軒並み期末テスト...

[ 総合学習塾・言問学舎 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ