コラム

 公開日: 2015-01-28  最終更新日: 2015-02-27

私立大学一般入試受験の方々も、頑張って下さい!

 出社する際、自宅の最寄り駅で電車を待っていると、うしろで受験生らしき若者たちの「過去問やった・・・」という話し声がしました。先日来、大学入試センター試験、私立中入試、都立高校推薦入試の内容に関することや、受験される方たちへのエールのような文章を、つづって来ましたが、今日は、間もなく本格化する私立大学一般入試受験の方たちに、直前のこの時期、少しでもお役に立つ(であろう)ことを、お話ししたいと思います。

 ひと口に私立大学の一般入試と言っても、文系・理系の違いは言うまでもなく、試験日も対策の仕方も、大きく異なります。ですから、ここでは共通して「今できる」こと、そして理系の方には申し訳ありませんが、「国語」に関して、本質的なところを、お話しさせていただこうと思います。

 まず、文・理共通のこととして、大学入試で直前期になって最も効果的なのは、「得意科目を磨くこと」です。ここまで来てから、たとえば全教科の過去問をまんべんなくたくさん解く、という方法で、総合点を上げることは、考えにくいです。それよりは、自分の得意の1科目で、できるだけ得点を稼ぐことを、考えて下さい。

 もちろん、苦手科目を捨てていいわけではありません。結局は合計点で1点、2点を争うところに、合否の分かれ目があるわけですから、苦手科目をまったく投げてしまっては、やはり合格は遠のきます。

 とはいえ、苦手科目をまんべんなく勉強して、「得点を大きく上げる」ことは、もうこの時期では難しいわけです。ですから、これからの限られた時間で合格を目指すためには、次のことを心がけていただくのが良いでしょう。

①大きく点を稼ぐのは得意科目に絞り、強い部分を磨く。

②苦手科目は投げ出すのでなく、その中で「落としてはいけない部分」だけに集中する。

この2点です。①で「磨く」のは正答率の低い、得意な人にしか取れない問題(小問)であり、②で「押さえる」のは逆に、正答率が高い、間違ってはいけない問題(小問)です。この両者でのプラスマイナスは、合計点に大きな差を生むこととなります。今から総花的(そうばなてき=メリハリをつけずにまんべんなく対処すること~どなたかの国語の文章で出ることがあれば、お役に立てて幸いです)な勉強をするよりも、狙いをしぼることの優位が、おわかりいただけるでしょうか。

また、国語は、この時期なればこそ、心得としてむしろ当たり前のことを書きますので、ここに挙げることがすでに十分できている方は、今までのやり方を信じて本番に臨んで下さい。

◎選択肢を選ぶ問題の正答は、自分流に考えるのでなく、文章中の根拠に沿うものを選ぶ。
◎ただしセンターと異なり、全体の論旨をふまえて考える問題が多いことに注意する・
◎以上2項とも、「正誤を問う(文意に合っていれば1、そうでなければ2、など)問題」の時は、特に文章全体と、細部の記述とに注意する。
◎記述問題は、「文中の言葉を用いて」などの指示がある時は、「抜き出し」ではないが、重要部分をそのまま使って、文末や接続に注意をすればよい。不用意に「言いかえ」をしない方が、得点率は高い。
◎逆に「説明しなさい」というような問題では、自分で切り結び、集約した表現を心がける。「言いかえ」が重要になる。過去問の模範解答などで、練習するのがよい。

 このようなところです。もう一つ、補足として付け加えさせていただきますが、昨年の大学受験でMARCH10学科全合格の成果を上げた受験生(現・言問学舎講師)は、センターの国語は本人曰く「大失敗」でした。その報告をして来た時の私(小田原)は、「むっちゃ優しかった」そうです(笑)。事実、笑い飛ばしました(ただし私大センター利用のみでした)。

 それが成功のすべての原因とは決して言いませんが、センターについても、これからの一日一日の試験についても、「過ぎたこと」、「出てしまった結果」については、絶対にくよくよ悩まず、早く気持ちを切りかえることで大切です。これも塾生みんなに言うことなのですが、入試に合格する人というのは、「その日の試験で合格最低点以上を取った人」なのです。その合格最低点は、入試ではふつう決まっているものではありません。

 だからこそ、やるべきことをやり、その日、その時に力を出し切れた人が、合格の喜びを勝ちとることができます。入試本番は、もうすぐです。ぜひ、「自分に悔いを残す」ことのないよう、全力を尽くして下さい!


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小田原漂情
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