コラム

 公開日: 2013-03-02  最終更新日: 2013-03-04

これからの都立高受験戦略~第一志望を「二本立て?」で

 3月に入って2日目。今日は風が冷たく、強かったようですが、陽射しがうれしい一日でした。

 さて、都立高校入試は一昨日、2月28日に結果が発表されました。全日制の実質倍率は1.41倍で、昨年の1.42倍とほぼ変わらない激戦でしたから、涙をのんだ受験生も多くおられたことと思います。「勝負は時の運」と言います。入試は一回きりの勝負ですから、不運な結果に終わった方も、長い人生の間にたくさんある新しい挑戦の機会を生かすべく、4月からの高校生活は気持ちを新たにスタートしていただきたいと思います。

 来年以降、高校受験に臨む方々のために、特に都立高校受験を成功させる方法について、少し考えてみたいと思います。近年の状況をふまえての、現実的対応策ともいうべきものです。

 周知の通り、都立高入試は1000点満点で選考されます。入試700点/内申300点の7対3か、入試600点/内申400点の6対4が主流です。かつ、一部の高校では国・数・英の3教科において「自校作成問題」で入試が行なわれます(国際高校は英語のみ自校作成)。

 自校作成校の受験には、予めその対策が必要ですが、共通問題実施校の受験であれば、従来の受験対策は、大きく言うと以下の3点に絞ることができました。

 ①3年2学期を照準とした内申対策
 ②中学3年間の基礎~標準レベルの反復学習、得点力強化
 ③併願優遇の利用をはじめとする、綿密な併願対策

 しかしながら、都立全日制の実質倍率は、平成21年入試で前年の1.33倍から1.38倍となって以来、1.41倍、1.40倍、1.42倍、1.41倍と、ほぼ1.4倍ラインに高止まりしています。かつ、昨年の女子では1000点満点の700点以上の高校が軒並み1.7倍以上(旧第1学区~第5学区の最終応募段階、ただし大泉は1.68倍)、今年は男女とも広い範囲の高校で高倍率の結果がみられた現状では、特に都立進学を大前提とする場合、従来と同じ考え方ではむずかしい面が出て来たのです。

 とはいえ、上記②の「勉強の仕方」をただやみくもにレベルアップするということでは、解決になりません。「むずかしい勉強」をしたから「受かるだろう」というのは、「安全策で本来の目標より難易度の低い学校を受けよう」というのと、同じことだからです。またせっかく学力を上げたなら、よりよい条件で勉強ができる学校選びを、して欲しいと思います(もちろん、いろいろな条件を考慮した上で決めるべきことですが)。

 ですから、ここでは上記①②は変更がないという前提での、現状に即した学校さがし、学校選びということを、お話しします。

 これから高校受験を考えるみなさまに私がおすすめしたいのは、選択肢を広げ、積極的に願書差し替え(取り下げ最提出)を利用しましょう、ということです。今年の旧4学区の例で言えば、当初北園に願書を出したが、あまりに倍率が高かったため、文京または上野に差し替えた、などのケースを指します。

 最初に願書を出す学校へとにかく行きたくて、併願の私立も十分気に入っている、という場合は、「従来型」の受け方で問題ありませんから、この方法を考える必要はありません。が、経済的理由などで都立にどうしても行きたい場合、単位制や総合学科も含め、複数の「第一志望」候補を作り(言わば第一志望の「二本立て」です)、出願後の差し替えまで視野に入れて、幅の広い受験戦略を立てる、このような方法です。

 ほかに、今年は5日火曜日が願書提出日となる分割後期・二次募集もありますが、17年の青山、20年の竹早のあと、上位校の二次募集は例がありません。こちらでは、分割後期募集で旧1学区の田園調布が最上位校となりますので、このことは押さえておいて下さい。その上で、この分割後期・二次募集をも考慮して、四重・五重の受験計画を立てることができます。

 もちろん、これらの手法は今までにも、考えられたことでした。ただ、受験校の実質倍率が1.4倍ぐらいまでなら、合格の見通しも比較的立てやすいのですが、1.6倍を超え、2倍に近づいて行くと、小さなミスが全体のつまずきにつながるため、何が起こるかわからない状態になってきます。加えて今年のように、立地・難易度によらずどこが高倍率になるかわからないという状況では、今まで以上に、現にある制度を積極的に生かして行かなければならないと思うのです。現中学2年生の保護者のみなさまをはじめ、多くの方のご参考になれば幸いです。

★本年度都立高校の分割後期募集・二次募集を受験される方は、3月4日~8日に過去問を使った対策授業を行なうことができますので、ご相談下さい。急を要しますので、できるだけ電話でのご相談をお願い致します。
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