コラム

 公開日: 2012-05-07  最終更新日: 2012-05-24

入試の国語で9割とる秘訣!実践その⑥<読解の仕方 実戦篇>

<「読解」の仕方 実戦篇>

 さて今度は、「読解」の実戦篇です。はじめに述べるのは、この一点です。
「文章はつづけて、最後まで通して読む。読む前も途中でも、絶対に問題を見ないこと。」
 理由はこれまでに述べています。先入観を持たないこと、途中で思考を途切れさせないこと、以上の二点です。
 そして実際に読み進む上では、次のような「作業」をあわせて行います。
①「空所補充」・・・ここは「しかし」だろうと感じたら、それを問題の空所の横に書きこむ。絶対に設問は見ない。
②キーワード、キーセンテンスとおぼしき部分には、形式段落を読み終えるあたりで傍線を引く。見つけてすぐには引かない。→慣れたら、意味段落ごとに引くことができるようになれば、なお良い。
③わからない語句、表現には、傍線を引き、「?」をつけておく。これと似た意味で、「注」については、読みながらその都度確認して良い。
④どうしても意味をつかみにくい部分は、一、二回程度、読み直して考える(前の部分を含めて)。それ以上は決して、その場所にとどまらない。わからないままでもその先へ読み進んで、「あ、さっきのあの部分はこういうことだった」とわかることも多い。

 読み進める段階では、こんなところです。とにかく、わからない部分があっても、文章を最初から最後まで通しで読むことが重要です。
 では次に、設問の解き方です。ここでは選択肢の問題についてのみ、ご説明します。選択肢の数は、都立高が4つ、センター試験では5つです(適切、または不適切の1つを選ぶ)。
⑤ここでの鉄則は、「本文に書かれているかどうか、その一点で判断する」ことです。必ず本文の該当部分に戻って、その前後の(多くが前、時々後ろ)記述と照らし合わせて、正答を選びましょう。よく言われることで、主観を交えてはいけません。「主観」とは、次のようなことをすべて指します。
 ・問題を解く時点での、読後の「何となく」のイメージ。
 ・自分はこう思う。
 ・文中には書かれていないのに、「一般論ではこうも言えるから」。
 ・間違った「深読み」で、人物Aがこう考えることも「あり得るだろう」という憶測。
 ・その他、本文中に根拠のない勝手な判断。
 「入試」「試験」は、「その文章に書かれていることの読みとり、理解度」について、正誤をつけるためのものです。文章の中に述べられていない内容の選択肢は、徹底して排除しましょう。
⑥「消去法」のやり方(中学受験でも同様です)
 消去法がすべてではありませんが、限られた時間で問題を解くためには、きわめて有効な方法です。そのやり方はかんたんです。
 ア)明らかに違う選択肢の「記号」に、斜め線を一本だけ引いて消す(選択肢の文すべてを消してはいけません。見直しができなくなります。正答に、最初に☓をつける受験生も多いのです)。
 イ)残った選択肢を本文と照らし合わせ(吟味)、題意に合うものを自分の解答とする。
☆ア)がきちんとできるようになれば、都立高では80~85点、センターで150~160点は、コンスタントにとれるようになります。イ)の吟味の精度が、8割から9割への壁を超えるポイントです。
⑦解答を決めきれない設問も、一度飛ばす(但し、やり忘れないように!)。
 読む時と同じで、設問でも一つのものにこだわりすぎない(時間をとられすぎない)ようにしましょう。
 なぜなら、問二(小問)のヒントが問四(小問)の中に存在していることが、国語の試験問題では、よくあるからです。どうしても解けない、あるいは2つのうち1つに絞れない問題が、その後の問題を解くことですっきり分かるということが、現実に起こるのです。正答を決定できない設問にこだわりすぎず、先へ進んでみましょう。
 「やり忘れ」を防ぐためには、とばす設問の解答は「仮決め」しておくことが良いでしょう。

 以上が「読解の仕方」の実戦篇です。前回の「テストの手順」実戦篇とあわせ、これだけのことが実行できれば、国語のテストの点数は、目に見えて上がるはずです。
 では、近日中に「まとめ篇」を掲載します。ひきつづきご注目下さい。

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