患者の話をよく聞き、安心、納得の治療が信条の肛門科医師
コラム
2011-05-23
東北被災地にての医療活動を通して感じたこと
3月28日から3月31日まで、石巻市、仙台市に行って、医療活動をしてきました。
•現地での医療活動
津波による被害が運命を左右しており、生きていられたか、亡くなってしまったかの、二つに一つであり、重傷な方はあまり見受けられない。
空気の汚染のため、呼吸器、アレルギーの方が多かった。
不眠、疲れ、不安から高血圧の方が多い。
避難所の狭いスペース、硬い床での生活で、じゅく創をつくってしまう方が少なくない。
•そのなかでの光
配給を地域に配分するのに、皆で協力して、バケツリレーのように運んでいた。
今までは、あまり話もしなかったが、地域の絆が深まった。
出会う人皆が挨拶していた。
世界が賞賛する日本があった。
•今後について
出会った方々は、元気に明るくしておられた。今は、助かったということと、被害からの復旧ということで、忙しくされている。ただ、これが落ち着いて来た時に、これからどのように人生を送っていくのかという問題に直面することと思われる。家、家族、職場も流されてしまった人がこれからどのように生きていったらいいのか。津波に浸食された農地は、復旧するのに二十年かかるという。
•今感じていること
今、これから復興していくのか、没落していってしまうのか、分水嶺にいると感じる。
一つ一つのことを誠実に行っていくしか道はないと思う。
天災は避けられないが、減災はできる。
千年前に同様の地震があった時、その数年以内に関東、東海地方に大地震が起きた。減災のために正しい知識を持って、備えよう。
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