コラム

 公開日: 2016-09-24 

不登校やひきこもりは待っていても解決しない

不登校やひきこもりになっているお子さんをお持ちの、お父さんやお母さんは今直面していることではないでしょうか。
実際は、不登校やひきこもりは国が推計している人数よりもはるかに多いのが現実です。
先日、お子さんが不登校になってしまい、そこから抜け出すまでに、ご夫婦で寝る間も惜しみながらあれこれと模索しながら奮闘し、今は息子さんが元気に学校に通うことができるまでのお話しを聞かせていただきました。
そこには必ずしも、不登校やひきこもりは「心」の問題だけではないということでした。

不登校、ひきこもりをどうにかしようと、ネットや書籍や知人の紹介などで情報収集をすると思いますが、問題に対しての親の考え方や理解、行動がその後のお子さんの未来につながります。

今あなたのお子さんが、不登校やひきこもりになってしまっている方に向けてお話しします。

なぜ、不登校になるのか?

そもそも不登校は急になるというわけではありません。
不登校になる前に必ず前兆があるということです。
不登校になる前に「学校に行くの辛いけど学校に行こう」と思いながらも我慢して学校に行って、勉強や成績などの競争、誰かからの何気ない一言や家族間でのコミュニケーションも関係し、「もう学校に行きたくない!」とその子の中で破裂してしまうため、不登校になってしまうというのもケースにあります。

学校に行っていた時は何もなかったのに、不登校になる直前に関わる行動があります。

・前日は行く準備をしていたが、当日の朝なって朝布団の中にもぐってしまう

・学校に行く時間に家から出られない

・トイレに長時間籠ってしまうため、学校は遅刻してしまう

「学校に行きたくない!」となってしまうのは、必ずしも心の問題ではありません。何が大切なのかというと、学校に行きたくないという気持ちになってしまうのは「何か?」をはじめに早い段階で知り理解することが大切なのです。
その原因をどうにかするためには、学校や家との連携が取れる、その子供に適した環境を親は準備する必要があります。
単に学校に行けるようになることではありません。
どこの学校に行くか?ではなく、どこで学ぶのか?が重要だからです。

心の問題ではなく「漏斗胸」が原因だった

この原因が見つかるまでに、たくさんの病院での問診や検査を受けたようです。
精神科、心療内科、脳神経外科、神経内科、その他など、診察券が束になっていたことに唖然としました。

その時に、医師に「病名をつけた方がいい」と言われたそうです。
なぜなら、自分がとてもつらい状態なのに、検査をしても「何も異常ない」と言われることでショックを受けてしまうということもあるということでした。
そのため、はじめに医師に診断されたのが「起立性調節障害」だったようです。
しかし、病院には一回目は子供も一緒に行くものの、二回目の予約をしても、当日に子供が病院に行くことに拒絶してしまい、キャンセルせざる負えなくなったことが何度もあったようです。

そして、お母さんが感じたことは、「来年も同じことを繰り返さなければならないのか?」と頭によぎり、次にどうするのかを考えていたところ、この本に出会ったことがキッカケで大きく変わったようです。

不登校になったら最初に読む本

フリースクールの校長先生の本を読んで、すぐにコンタクトをとったそうです。
学校は全寮制の学校で、精神疾患や精神疾患のお薬を服用しているお子さんは受け付けてないそうで、誰でもは入れない学校のようです。
最初の学校での面談で、校長先生から言われたのが、この子は「漏斗胸」ねと言われたそうです。
その後、学校に適しているということで学校に入れたそうです。

ー漏斗胸とはー
漏斗胸と聞いて、知っている人もいれば聞いたことはあるけど詳しくは知らないという人が多いのではないでしょうか。
先天性の遺伝的疾患で1,000人に1人に発生すると言われています。
胸部全体の変形で、脊椎、肋骨、肋軟骨、胸骨柄部、胸骨体部、剣状突起部の異常とされています。この異常から、加齢に伴い側湾症にの率が高くなるとされています。
10代のうちに早めに治療をすることで良くなるようですが、成人になってからでは、手術をしなくては難しいとされています。

この漏斗胸によって、猫背になりたくなくても呼吸が苦しいことから、背中を丸めることで呼吸をしやすくしていたこと、学校に行ってじっと座っていたり、他の人との活動が困難に感じたこと、学校に行くことによっての緊張感から体全身に力が入ってしまい疲弊してしまうというようなことで、不登校になっていたということでした。

学校では漏斗胸を改善する独特の運動をするようで、規則正しい生活、学校での友人との関わりから、家にいるときは出来なかった挨拶、人とのコミュニケーションができるようになってきたことをご両親は喜んでいました。

「普通のことなんだけど、なんて素晴らしいんだ!」って感動したと、話していました。


親が子供にいちばん望むとは、どこかの一流大学に入っていい会社に入ることではなく、元気で健康で笑っている、子供が幸せでいることです。


今では学校に馴染み、笑顔で楽しく学校生活を満喫しているそうです。

解決するために必要なことはたった一つ

私のもとにも、不登校やひきこもりの相談を受けることはありますが、私は不登校やひきこもりの専門カウンセラーではありません。
不登校やひきこもりの問題を抱えている、はじめにご家族との面談をさせていただくことがありますが、多くはお断りしてしまいます。

どうしてかというと、たった一つ「親の覚悟」がないからです。

「先生お願いします!」とは言葉では言うのですが、依頼はするものの問題を丸投げし、先生におまかせ状態だからです。
真剣に問題に向き合っていないんです。
「まあ、そのうち良くなると思うんで見守っています」と、その間に親は何もせず、子供に強い口調で言ったり、問題を子供に押し付けて何も考えず何もしようとしないのが多く感じます。


待っていても、見守っていても、何の解決にもつながりません。
時間はあっという間に過ぎ、1年が5年、5年が10年、ただただ時間ばかり過ぎてしまいます。
子供が自分から計画を立てて、自分から行動することはできませんから、親が自分の一生かけてもいいというくらいに真剣に気迫を持って、子供と接することが大切なんです。

複数の物事ではなく、一つやり始めたら、一つのことを最後まで全うさせることです。
失敗してしまうこともありますが、その時に子供が諦めないで乗り越えていくことを継続させることで自信もつきますが、今後希望を持つことができるようになるのです。

いちばんは母親の視線、態度や振る舞い、言葉、行動を常に気にして見ています。

この時に問題に真剣に向き合ったことで、子ども自身も「自分のためにしてくれているんだ」と感じてきます。
そこから少しづつ変わっていきます。

何を言いたいのかというと、どこの施設に行けばいいのか?でもなく、どこに相談に行けばいいのか?でもないんです。

ご家族や親が問題に対して、どれだけ向き合うことができるのかということです。

この問題を解決できたご夫婦は、決して諦めず、弱音を吐かず、その時に必死だったと、一つの物事に固執しないで色んな方向から冷静に物事を見ていたということに感動しました。

ご両親の「愛」や学校の先生方の「愛」を深く感じました。

この記事を書いたプロ

ココロとカラダ分析 [ホームページ]

心理カウンセラー 岡本裕子

東京都新宿区白銀町 [地図]
TEL:070-5586-0177

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