[生前の対策]

Q1 相続税の預貯金の税務調査

「相続税の調査で、多額の追徴税や重加算税を払ったという話しを聞きますが、どういう調
 査を受けるのでしょうか?」


① まずは預貯金の調査から
 イ.亡くなった方の経歴や生活状況を確認したら、まず最初に「亡くなった方が生前使っ
   ていた預金通帳を全部出して頂けますか」と切り出されます。
 ロ.調査官が一緒についてきて金庫やタンスの引出しを開けさせて、通帳を出すと、すか
   さず中の物を確認します。

② 使用している印鑑の確認
 イ.次は、通帳に使っていた印鑑の保管場所へ案内させられます。
 ロ.次の間には立派なタンスがあり、引き出しが沢山ついている。結局は、その中味も全
   部開けて見せてしまうことになります。

③ 金庫や引き出しの中には重要な物がある
 イ.この段階で、同居している相続人や孫の預貯金の通帳確認があります。
 ロ.また、申告されていなかった郵便局の定額貯金、株券、ゴルフ会員権、建更証券、生
   命保険証書等があった場合は説明を求められます。

④ 同居相続人の通帳をどうして調べるのか
 イ.被相続人が生前に預貯金を相続人に贈与しているのに申告を忘れていることもありま
   す。
 ロ.そこで相続人の預金通帳の入金状況を詳しく調べ、被相続人から流れた預金があるか
   どうかを確認することになります。

⑤ 預貯金の増減は事前に調査済
 イ.調査に入る前、既に、申告書に記載されている金融機関からの照会状の回答によっ
   て、預貯金の残高や増減は確認済です。
 ロ.この結果、問題がないと思われる納税者については調査を省略し、問題があると思わ
   れる所へは必ず調査にきます。

⑥ 故意の申告洩れは重加算税の対象とする
 イ.調査の途中と最後に「申告した後で何か洩れていた財産はありませんでしたか?」と
   相続人に対して念を押す質問があります。
 ロ.調査官が通帳を預かって帰った後、預貯金の漏れが発見されればもう遅い。

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