コラム

 公開日: 2014-01-31  最終更新日: 2014-02-04

Q12 (個人の不動産取引と税務) 固定資産の交換の特例

Qestion
「交換の特例の要件について教えて下さい。」


Answer
交換の特例の適用が受けられる場合は、次の全ての要件に該当するものでなければなりません。
① 譲渡資産は、1年以上所有していた固定資産であること

② 交換する固定資産は、次のいずれかに該当するものであること
 (1)土地(借地権及び農地の上に存する耕作に関する権利を含む。)
 (2)建物(これに附属する設備及び構築物を含む。)
 (3)機械及び装置
 (4)船舶
 (5)工業権

③ 取得資産は、相手方が1年以上所有していた固定資産で、交換のために取得したと認められる
 ものでないこと

④ 譲渡資産の種類と、取得資産の種類が同じであること
 土地と借地権、建物と建物及びその附属設備又は構築物、機械と装置の交換も、それぞれ種類の
 同じ資産とされます。

⑤ 取得資産を、譲渡資産の譲渡直前の用途と同一の用途に供すること
 (1)次のそれぞれの資産の区分に応じて、これに示してあるa~gの用途別の区分と同じ区分の用
  途に供した場合をいいます。
  (ⅰ)土地の場合 a宅地 b田畑 c鉱泉地 d池沼 e山林 f牧場又は原野 gその他
  (ⅱ)建物の場合 a居住用(従業員の宿舎用を含む) b店舗又は事務所用 c工場用
            d倉庫用 eその他用

 (2)店舗又は事務所と住宅とに併用されている建物は、居住の用と店舗又は事務所の用とのいずれ
  の用途にも供されているものとされます。
 
 (3)交換の相手方が、その資産を交換前にどのような用途に供していたかは問いません。
 
 (4)取得資産を譲渡資産の譲渡直前の用途と同一の用途に供するため改造等を行う場合には、翌
  年の確定申告書の提出期限までに譲渡直前の用途と同じ用途に供されていればよい。

⑥ 交換の時の取得資産の価額と譲渡資産の価額との差額が、これらの資産の価額のうちいずれか
 多い価額の20%相当額を超えないこと
 (1)この場合、交換に伴って相手方から金銭などの交換差金を受け取ったときは、その交換差金が
  所得税の課税対象になります。
 
 (2)20%以内といわれても「時価」が問題です。特に同族関係者間では税務署の見方が厳しいので、
  できれば鑑定評価があった方がいいと思われます。

この記事を書いたプロ

木村金藏税理士事務所 [ホームページ]

税理士 木村金蔵

東京都台東区東上野1-13-7 第二横井ビル3階 [地図]
TEL:03-3831-7252

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
[相続税申告のポイント]
イメージ

「相続税の申告義務者は、いくら以上の財産がある人でしょうか?また、申告書の提出の仕方と税金の納付方法についても教えて下さい。」① 申告書の提出義務者 イ...

[生前の対策]

「相続税の調査で、多額の追徴税や重加算税を払ったという話しを聞きますが、どういう調 査を受けるのでしょうか?」① まずは預貯金の調査から イ.亡くなった方...

 
このプロの紹介記事
企業活動と資産活用に的確なアドバイスを行う税理士 木村金蔵さん

スピーディーな対応で問題を解決(1/3)

  下町の活気が感じられる台東区東上野。JR御徒町駅から徒歩2分、上野駅から徒歩5分。さらに、つくばエクスプレス新御徒町駅や京成上野駅からも徒歩6分圏内という好立地に木村金藏税理士事務所があります。 金藏という名は、人様の財産を金の藏に...

木村金蔵プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

東京上野にて、相続・贈与・譲渡の資産税で40年の経験と実績

事務所名 : 木村金藏税理士事務所
住所 : 東京都台東区東上野1-13-7 第二横井ビル3階 [地図]
TEL : 03-3831-7252

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

03-3831-7252

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

木村金蔵(きむらきんぞう)

木村金藏税理士事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
Q24 (個人の不動産取引と税務) 個人間の負担付贈与時の課税関係 その1

Qestion「私(甲)は、A建物(時価4,000万円、固定資産税評価額1,500万円、帳簿価額4,000万円)を、私のA建 物取得時...

Q23 (個人の不動産取引と税務) 個人の不動産を同族法人に売却する場合の注意点

Qestion「個人の不動産を同族法人に売却する場合の注意すべき点について教えて下さい。」Answer① 不動産を同...

[ 相続・贈与・譲渡 ]

Q22 (個人の不動産取引と税務) 低額譲渡の課税関係

Qestion「個人が法人に対して時価の2分の1より低い金額で資産を譲渡した場合、みなし譲渡所得課税の対象 とされ...

[ 相続・贈与・譲渡 ]

Q21 (個人の不動産取引と税務) 補償金の課税延期の取扱いについて 
イメージ

Qestion「収用に伴い動産の移転補償金及び休業期間中の収益補償金を今年受取りましたが、立退くのは来年 4月で...

Q20 (個人の不動産取引と税務) 収用による対価補償金とその他の補償金との区分

Qestion「収用による補償金の種類によっての課税上の取扱いがどう違ってくるのでしょうか。」Answer①対価補償...

[ 相続・贈与・譲渡 ]

コラム一覧を見る

コラムのテーマ一覧
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ