コラム

 公開日: 2017-01-11  最終更新日: 2017-01-12

雨水排水計画 雨を下階に流すべからず


建物の形状によっては上階の屋根やバルコニーからの排水が竪樋に流れ込んだ後、下階のバルコニーに放出されている事があります。そういった場合、上階からの雨量が下階バルコニーの排出能力を超えて供給されると当該バルコニーの床では一時ではありますが水位が上がります。その時バルコニーの構造次第では雨漏りの危険が高まります。

また、上階のバルコニーに降り注いだ雨だけが流れてくるだけならばまだしも、更に屋根に降った雨までも合流している形状の建物で大雨があった時は当該バルコニーを持つ住人の方は不安を感じているのではないでしょうか。

バルコニーを経由させる排水方法の更なる欠点として、排水はそのバルコニーの床面を汚しますし周辺の乾きも悪くするという事が挙げられます。いつも汚れているのでストレスを感じる方も多いと思います。

ストレーナー(目皿)は排水溝に異物が入り込んで樋が機能しなくならないようにする役目を担っていますが、今回のケースではストレーナー自体が雨の流れを停滞させる事になっていたようです。せめて、目詰まりだけは絶対にさせないように注意が必要です。急な大雨に備えて目視できる異物は常に取り除いておきたいものです。

そもそも、雨量の多い経路の竪樋は単独経路の配管にすることが雨水排水計画の基本です。偏った雨量を受け持つ樋に気づいたら早めに経路の改善を行う事をお勧め致します。溢れてから気づくのでは手遅れなのです。

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