コラム

 公開日: 2017-05-01  最終更新日: 2017-06-11

学習する空間づくり(1) 児童・生徒との縦の近い関係

前回は、いわゆるアクティブラーニングを積極的に活用した授業やICTを活用した授業、反転授業を行う場合にも、基盤としての「学習する空間づくり」が改めて重要視されていることをお伝えしました。そして、この基盤がきちんとしていないと、こうした授業がうまくいかないため、ベテランの方々にも授業学が役立つこともお伝えしました。今回は、その具体的な方法論についてお伝えします。
教師の個性を活かすための前提となる「学習する空間づくり」は、教師が次の3つの要素を下から積み重ねていくことで実現できます。


1)児童・生徒との縦の近い関係
授業の目的は学力をはじめとした子どもの能力を伸ばすことだ、ということに異論はないと思います。ただ、能力を伸ばすにはそれ相応の負荷が不可欠です。一方、大人も含めて、ほとんどの人は負荷を避けたい、あるいは負荷から逃れたいと思うものです。
しかし、明確な目標を持っていたり、モチベーションが高かったり、つまり『やる気になっている』状態であれば、積極的に負荷を受け入れるようになります。逆に言えば、この状態にならなければ学習効率は上がらないし、能動学習にはならないのです。
つまり、「学習する空間づくり」の一番のベースは『やる気を引き出すことのできる教師と子どもとの関係づくり』なのです。
そのために、教師と子どもとの関係は友達どうしのような横並びの関係ではなく、師匠と弟子のような縦の関係である必要があります。若手の教師の中には、縦の関係になると距離が遠くなると誤解している方々が少なからずおられますが、縦の関係でも距離を近づけることは十分可能です。
若手の教師でも、朝の挨拶や授業前後の挨拶をしっかりと子どもにさせる、教師への言葉遣いをきちんとさせる、などを徹底することで、縦の近い関係になっていくことができるのです。

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