コラム

 公開日: 2014-11-01  最終更新日: 2014-11-04

ノーベル物理学賞中村教授 LED訴訟10年たってもしこり残る

青色発行ダイオード開発訴訟で退職した日亜化学を提訴して
発明対価とは何かということを一般の人にも考えるきっかけを
与えてくれ、さらに技術者の発明に関する考え方に
一石を投じた形になりました。

その中村教授は当時大変有名になりました。

その中村教授が今回ノーベル物理学賞を受賞しました。
それだけの素晴らしい発明だったということです。

今回3人の受賞ですが、中村教授については
アメリカ国籍という話もあり、最初のテレビなどでの
日本人3人という報道がありましたが、??? 

ちょっとひねくれた見方をすれば、日本を捨てた中村教授に
インタビューして、過去のことを知っているのに
大人な対応を求めるのも大変です。

また古巣日亜化学工業にもコメントを求めるあたりは
メディアも狙っているなと思いましたが、なかなかいい切り返しで
しこりは残っているのは当然だなと思っています。

この発明対価訴訟、最終的には約8億で和解しましたが
中村教授は完全な敗北と当時語っていたことを覚えています。
その後日本を捨てて、アメリカで・・・・。

今後の日本のことを考えて嫌われ役を買って出たわけで
このような日本の企業スタンスでは優秀な技術者は
みんな海外に行ってしまうのはやむを得ないわけで
それを中村教授は訴訟を通じて訴えたかっただけで
お金が目的ではなかったはずです。

中村氏は研究持続の原動力について聞かれると「怒りだ」と答え、
て、日亜との対立を改めて説明していますが、企業側もこのよう
な訴訟を受けてさらに組織としての団結を強めています。

中村教授の気持ちもわかるし、社労士の立場としても企業側の
訴訟リスク回避のためのアドバイスをするということも考えます。

結局自分がおかれている立場で考え方は変わるものですが柔軟な
思考で、いろいろな視点から考えることは大切だと思います。

皆さんは当時のこの訴訟結果をどのような価値観をもって受け止めた
のでしょうか? 軽くながすのではなく、掘り下げて考えてみることが
必要です。

長谷川豊さんの下記の記事は、庄司の個人としての考え方は近いかなと。
http://blogos.com/article/96335/

j-cast より 一部紹介しておきます。
http://www.j-cast.com/2014/10/08217980.html

LED訴訟決着から10年、いまだ「しこり」消えず 古巣の日亜化学工業は「中村氏個人の開発技術だけではない」

青色発光ダイオード(LED)の開発者、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(60)のノーベル物理学賞受賞を受け、かつての勤務先である日亜化学工業(徳島県)がコメントを発表した。

発明対価をめぐる訴訟にも発展した「古巣」からのお祝いメッセージは、「大変喜ばしい」とする一方で、開発における社全体の貢献を強調するものだった。

和解後も両者不満「対価は過大」「日本の司法は腐ってる」


中村氏は1979年に日亜化学工業に技術者として入社した。半導体の開発に10年間携わった後、辞職を覚悟で当時の社長だった小川信雄氏(故人)に青色LEDの開発を直談判し、開発費の支出と米国留学の許可を取り付けた。「窒化ガリウム」という素材に注目して、青色LEDの製造装置に関する技術開発に成功。実用化につなげた。

日亜は1993年に世界で初めて青色LEDの製品化を発表、業績を伸ばすこととなったが、当時中村氏が受け取った報奨金はわずか2万円だった。1999年に日亜を退社し、2年後の2001年に職務発明の対価をめぐって訴訟を起こした。1審では日亜側に200億円の支払いが命じられたが、2005年に高裁判決で和解し、中村氏には約8億円が支払われた。この裁判は発明対価訴訟の象徴的なものとなった。

ただ、和解という形にはなったものの両者とも本当の意味では納得していなかったようだ。日亜は「相当対価は過大なもの」との立場で、支払いを決めた理由については、

「今後、中村氏との間で起こるであろう紛争が一気に解決され、それに要する役員・従業員の労力を当社の本来的業務に注ぐことができる点や、将来の訴訟費用を負担しなくて済む点を考慮した」

と説明していた。

一方の中村氏も和解成立後の会見で「日本の司法制度は腐っている」とぶちまけていた。研究に専念するためもあり、弁護士と相談して和解を決めたそうで、裁判自体は「完全な負け」だと不満をあらわにしていた。

続きはこちらから
http://www.j-cast.com/2014/10/08217980.html

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