コラム

2012-02-14

第8回魅力的な医院づくりに役立つ建築知識「「癒しと健康と医療施設」

「患者さんに喜ばれる魅力的な医院づくりに役立つ建築知識」
第8回「癒しと健康と医療施設」

最近の「癒しと健康」ブームは大変なものです。
それだけ現代人が疲れている証なのかもしれません。

毎日のようにテレビ番組や週刊誌、新聞、健康関連の専門雑誌に
とりあげられ、話題には事欠きません。

ブルーベリーは目の視力を高めるという食物の効能から、マイナスイオンは体にいいとか、海水や海藻を使ったタラソセラピー、音楽を治療に取り入れた音楽療法、ハーブの香りを利用するアロマテラピーなど、マスコミなどの影響もあり、今や一般庶民でも普通に知るようになり、それらを利用する機会も増えました。

又、メディカルフィットネスなどを設け健康予防に努める医療機関も増えています。
健康に関心を持つということは大変よい傾向だとは思いますが、少々フィーバーぎみとも思えます。

このようなことは、現在突然現れたものではなく、かなり昔から
経験的に理解され習慣として受け継がれてきたものばかりです。

その中で、最近病院建築にも採り入れられる例も出ている色彩療法について紹介しましょう。
色彩療法(カラーセラピー)は、今から約2500年前のギリシャ時代のヒポクラテスにより始まり、ソクラテスが確立したと言われています。

現代でもヨーロッパを中心に、欧米社会に広く浸透し、医療の一端を担っています。
日本ではあまり知られていませんが、実際の患者の治療に使われているので効果があるといわれています。 

私たちの経験でも、緑色を見ると目にいいとか、赤い布を牛に見せると
牛が興奮するといったような話を聞いたことがあると思います。

数年前には、子供たちに人気の漫画ポケットモンスターのテレビ放映中に、交互に点滅する赤と青の光の場面を見ていた子供たちが突然気分を悪くしたり、気を失ったりしたことがありましたね。

ニュースで大きく取り上げられ問題になったことを覚えていませんか。
これらは、色すなわち、ある波長をもつ光が生物になにか影響を及ぼしているということだったのです。

「色とイメージ」については、「白は無機質で冷たい」「青は冷たいけど清潔感がある」
「赤は血の色」「グリーンは難しい」などと良く聞きます。

医院における色彩計画を数回後に取り上げますので、その時に詳しく取り上げたいと思います。

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