コラム

 公開日: 2015-09-25  最終更新日: 2015-10-27

食べ物で体質は変わるのか?③ ~分類した陰陽の食品をどう摂取するか~

食べ物は、食べてから6時間後には小腸から吸収され、それが血となり体を作ります。その食べ物を無視して、体を治す、体質を変えるということは不可能に近いのではないでしょうか。

この陰陽の食品とご自身の体質を照らし合わせ、食べ物によって体質を変えるにはどうしたらよいのでしょうか?

それは、できるだけ中庸を中心とするということであると思います。その方法としてですが、前回のコラムの分類でいう、極陰性食品は好きでやめられないから、極陽性食品も同じ量を採れば、プラスとマイナスで打ち消して中庸になれるか、といえば不可能ではないと思いますが、天秤の両端に重い錘を乗せてバランスをとろうとするようなもので、極めて難易度が高いのではないでしょうか。

そのようなバランスのとり方ではなく、中庸、もしくは、安全な陰性食品、安全な陽性食品を中心にして、時には極陰性、極陽性など偏った性質も食品を摂ることがあっても大怪我はしないというか、少し気をつければ中庸に戻れる、といった方法が良いように思えます。

また、例えば、自分の体質は陰性だから、陽性の食品、特に極陽性のものを積極的に食べればいいか、というと、それも極端で、体に負担がかかるように思えますので、やはり中庸、安全な陽性食品、安全な陰性食品、中レベル陽性食品から選ばれると体質改善を実現できるのではないかと思います。

最後に、精製された食品についてです。砂糖、塩、お米などの穀類には、精製されたものとされていないものがあります。

砂糖には、白砂糖、黒砂糖、塩には、精製塩(化学塩)、自然塩とあり、お米には白米と玄米があります。白砂糖、精製塩、白米というのは精製されたものであり、人間の味覚としては、精製されたもののほうが美味しく感じるというというか、口当たりが良いと感じる特徴があるようです。

口当たりが良いか、悪いかだけで判断するならば、白砂糖、精製塩、白米のほうが口当たりが良く感じるのです。しかし、白砂糖、精製塩、白米というのは、陰陽でいうところの、陰の部分といえます。

例えば、お米の場合、下図のような構造になっており、お米の外側の糠と胚芽は陽であり、胚乳が陰となります。

食養③

玄米を白米に精製すると、この陽の部分を捨ててしまいます。昔は糠と胚芽を使って、糠漬けにしたりすることで、白米と糠漬けで陰陽のバランスをとっていたのかもしれません。

砂糖についても、精製すると、白砂糖となり、陽性のミネラルが豊富な部分を捨ててしまうことになります。

精製塩は、自然塩を科学的に精製したもので、塩化ナトリウムが99%を占めることから非常にバランスの悪い塩です。それに対して、自然塩は塩化ナトリウム以外にもカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルを含み、このミネラルが体にとって必要な物質とされます。

従って、白砂糖、化学塩、白米というのは陰性の食品であり、体質を陰性に傾ける性質があり、黒砂糖、自然塩、玄米は陰陽のバランスがとれた食品といえます。お米や調味料というのは、料理において基本となる食品ですので、基本が陰陽のバランスがとれた食品のほうが、より中庸に近い食事が実現できるのではないでしょうか。

今回は3回のコラムにわたり、陰陽論を用いて、食品の性質と体質改善というものを考えてみました。これも一つの考え方ですので、参考になることがあれば幸いです。
食べ物で体質は変わるのか?① ~陰陽論と体質の関係~

食べ物で体質は変わるのか?② ~陰陽論を用いた食品の分類~

食べ物で体質は変わるのか?③ ~分類した陰陽の食品をどう摂取するか~

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