〝気付き〟によって自発的行動へ導く接遇マナー講師
コラム
公開日: 2016-01-08 最終更新日: 2017-07-25
【接遇マナー】気を付けたい今流行の言葉づかい
マナー講師&社労士の浜田純子です。
どんなに感じの良い応対をしていても、耳にするだけでがっかりしてしまう言葉があります。
3つご紹介します。
「~の方」
今最も広く使われ、最も気になる言葉が、「~の方」です。
たとえば、
「こちらにお名前の方をご記入いただけますでしょうか?」
→「こちらにお名前をご記入いただけますでしょうか?」(正)
「只今より、○○様の講演会が始まります。お手元に資料の方はございますでしょうか?」
→「お手元に資料はございますでしょうか?」(正)
こんな感じで、個々の接客から、講演会の司会に至るまで、非常に多く使われています。
丁寧な言葉遣いをしようという意識により、多用してしまっているようです。
ところで、この言葉には、面白い傾向があります。
それは、多くの人が
「~の方」という言葉の使い方は間違っているのだと知っているにもかかわらず、
無意識に自分も使ってしまっていることです。
指摘されるまでは、自分が使っていることさえ気づかないほど、馴染んでいます。
研修を行っていても、
ロールプレイングやプレゼンテーションの時に、
この言葉が誰からも一度も登場しなかったことはありません。
「よろしかったでしょうか」
これは、10年以上前から使われていた言葉で、間違いだということが浸透して
最近では以前に比べると格段に減ってきています。
しかし、レストランなどでは、やはり多いですね。
たとえば、
「ご注文を繰り返します。スパゲティとサラダでよろしかったでしょうか?」
→「ご注文を繰り返します。スパゲティとサラダでよろしいでしょうか?」(正)
こんな感じです。
「~になります」
結果として「~になる」と言ったり、変化したものに対して「~になる」というのが
本来の使い方なのですが、下記のような間違いをときどき見かけます。
たとえば、会議室のご案内をするとき、
「会議室はあちらになります」
→「会議室はあちらでございます」(正)
もし予定していた会議室が変更になった場合には
「本日の会議室は○号室になります」(正)
という使い方をしても問題ありません。
こういった言葉が習慣化されると、いつでも何度でも重ねて発してしまうため
聞く方は耳障りに感じてしまいます。
気を付けさえすれば、良い言葉遣いが習慣化されますので
少しだけ意識したいですね。
※「言葉遣い」に関するコラムはこちら!
【接遇マナー】親しみやすさと馴れ馴れしさ
【接遇マナー】きれいな言葉づかいだけが接遇マナーではない
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