コラム

 公開日: 2014-09-03 

昭和36年以降産まれの社員は600万円損している

最近では退職金制度がない会社さんも増えているといいます

でも経営者さん、特に創業から5年程度経過したあたりの
経営者さんとお話をしていると、「そろそろうちも退職金といった
ものも真剣に考えていかないと・・・」という声もかなりの
割合であるのも事実です


退職金というのは、社員の退職時に一時金である程度
まとまったお金を渡すことですよね

その計算方法はポイント制であったり、勤続年数に比例したもの
だったり、実績であったりとあるかと思いますが、大事なことは
「計算上必要なお金をきちんと準備していくこと」です


40年勤めた方に退職金1000万円と規程でうたえば、
その金額がなければいけません


資金の準備としては、社内で積立てる、いわゆる引き当てを
する方法があります


計算上に必要な退職金相当額を決算で計上していきます


ただし、この方法って計上はできるけど、会社としては経費にも
認められないし、税制上のメリットはなにもないんですよね


しかも、この計上って「あくまでも計算上」のお金なので、
実際のそのお金を会社の運営費と分別しておいて
あるわけでもない(ところが多い)


下手をすると、そのままずるずると決算上の引き当て金ばかりが
計上されて、社員の退職時にお金の準備がまったくできて
なくて仕方がないけど借り入れを起こすなんてことにもなりかねません
引当金って、合理的な理由なさそうです

もうひとつの選択肢としては、中小企業退職金制度というものがあります
いわゆる中退共です


これは結構取り扱いが楽ですね

会社としては社員ひとりあたり月5,000円の退職金積立を
決めて毎月中退共に払い込みをすれば、その金額は全額損金計上できますから
そして中退共に払い込まれたお金は、運用され対象となる社員が
退職する際にその方に直接振り込まれますから、手離れはいい制度です

http://chutaikyo.taisyokukin.go.jp/index.html

会社は中退共に加入すれば、決められた金額を毎月支払わなければ
なりませんから、退職時にお金が準備できていないというのがありません
そういう意味でも中退共は良いかと思うのですが、気になるのは
短期加入の取り扱いですよね

2年程度で社員が退職した場合は、支払われる退職金の金額が
支払った掛金の総額を下回ります

またせっかく積立ても長く勤めてくれた場合にしか、利息の
恩恵がなかなかないのも悩ましいところです
次回は確定拠出年金との比較で、退職金制度を考えてみますね



先日のメルマガで2012年の定年退職者と2013年

の定年退職者では、「特別支給の老齢厚生年金」の

受給開始年齢が1年異なるので、それによって

「もらえる年金」に120万円の差額が生じると

いうことをお伝えしました


簡単にいうと120万円、損ってことです

でも、この年金受給開始年齢の引き上げは、

ここで終わったわけではありません


今後も少しずつ引き上げられ、最終的には

昭和36年4月2日以降に生まれた社員が定年を

迎えるころは完全に65歳まで無年金となります


特別支給の老齢厚生年金、年間約120万円が

5年間繰り上げられるということは、120万円x

5年分ですから600万円の差額となるわけです


昭和36年生まれの社員とは、現在53歳ですね


この年代は、2012年、2013年に定年退職を

迎えた先輩方と机を並べて仕事をしてきた

年代ですね、もちろ直接の上司として、

もしかしたら年金の話を先輩たちから聞いて

いたかも知れません


上司は、「自分の年金」のことしか知りませんから、

当然ながら「自分の年金」のことを後輩に話します

もし後輩が年齢によって準備特別支給の老齢厚生年金の

受給開始年齢が引き上げられていることを知らずに

先輩の話を聞き、それで将来設計をしてしまったら・・・


600万円の差額分を、どうしたらいいんでしょうね?


もちろん会社としては、その差額分を退職金の

上乗せとすることもできませんし、給与で

補填することでできません(やりません)


仮に65歳雇用としたところで、600万円の

差額を見込んだ給与設定をすることが適切かと

いえば、そうではないという返事が返ってくるでしょう


ここは、会社の責任としてという話ではなく、

社員にしっかり自覚をしてもらって本人に対処

してもらう部分ではないかと私は思っています


そのため、いただく企業研修ではそのあたりを
ワークを取り入れお話をしています

社長の会社の企業研修でも、「ライフプランセミナー」
取り入れてみませんか?

社員さんの意識も変わると思いますよ

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<心とお財布をハッピーにする専門家>

ファイナンシャルプランナー
山中伸枝プロフィール

株式会社アセット・アドバンテージ 代表取締役
ワイズライフFPコンサルタント 代表

1966年 岩手県宮古市出身
1993年 米国オハイオ州立大学ビジネス学部卒業

「心とお財布をハッピーに!」をモットーに、お客様の
お金の不安に丁寧に向き合ったコンサルティングを中心に活動
得意分野は年金と資産運用

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ファイナンシャルプランナー 山中伸枝

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