コラム

 公開日: 2012-11-19 

【所得税の計算方法 その6】




所得税の節税として最も効果が高いのは「税額控除」です

なぜなら、これまでにお伝えしたステップで求められた税額からダイレクトに控除することができるのが「税額控除」だから


例えば納税額が10万円でも税額控除として10万円が認められたら納税額が結果としてゼロです
一方所得控除で10万円であれば、その額を課税所得から差し引いて税率をかけるので、実際の節税額は控除額x税率となり効果がうすまるんですね
所得税率10%の人なら、実質1万円の節税効果となりますから


現在税額控除ってこのくらいあります
税額控除

この中で特に一般にも知られているのがいわゆる住宅ローン控除ですね

このページに新築購入時の住宅ローン控除の変遷が載っています
住宅ローン控除変遷

結構変わっているもんですね、上限であったり期間であったり・・・

今年の例であれば、住宅ローンの残高の1%でかつ控除額上限が30万円です
つまり4,000万円のローンを組めば、残高の1%は40万円なので、そのうち控除として使えるのは30万円のみとなります
でも実際に30万円もの控除ができるほど税金を払っているのかというと・・・

昨日の年収500万円の例でも所得税は13.55万円でした
つまり30万円の控除できる枠をもっていても、そもそも払っている税金が13万ちょっとなので、納税額はゼロになるけれどつかいきれない控除枠が17万円くらいあるということになります

昨日の例は単身者ですけど、家を買うのは奥さん、お子さんがいる方が多いでしょうからそうなると同じ年収でも所得控除項目が増える分所得税は減るんですよね

ですから実際に住宅ローン控除って、ローン残高の1%、最大年間30万円が10年間、300万円の減税!
みたいな言い方をされたりしますが、そこまで税額控除を有効に使える人って意外に少なかったりするわけです

フルに使えるのは、当然税金を控除以上に払っている人のみ


ここを救済しようと、来年は住宅ローン控除で引ききれなかった控除枠分を給付金かなにかをあてよう、みたいな記事新聞に載っていましたね
特に消費税が上がることにより、住宅購入が減速すると景気に影響がでるからみたいな考えなのだと思いますけど・・・


個人的には、個人に長期の固定負債を負わせることを推奨しているような気もしてどうなのかなって思いますけど
それより給与が増えて可処分所得が増えるそもそもの対策をした方がいいんじゃないかと

今住宅ローンの金利安いです
2%切るくらい
サラリーマンさんでも4000万円くらいの借り入れ結構普通にしています
でも4000万円頭金なしで35年ローンを組むと月の返済額12万円くらい、これって都内の家賃としてはふつうだし、むしろ安いくらいです
なので、家賃としてお金を払うなら自分の家が欲しいと思うのも自然なことです

でも、ローン返済総額って6000万円近くになるんですよね
1800万円以上が35年間で支払う利息の合計
ここをお伝えしない住宅メーカーさん、多いですけど消費者は理解すべきですね

つまり35年かけて手に入れるその家の本当のお値段は4000万円ではなく実際は6000万円
そして35年後のその家の資産価値は・・・ですよね


人口が減る中、私が住む千葉でもどんどん造成が進んでいます
一方でちょっと前の住宅地は高齢化が進み、スーパーがつぶれたりして不便になる
緑もなくなり、ゴーストタウンが増える
街づくりをどう考えているんだろうって思います

税金ってホント政治ですよね
それも私たちのお財布にダイレクトに影響を及ぼす
だからこそ、真剣にウォッチすべきだと思うし、できる節税はすべきだと思うんですよね

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