コラム

 公開日: 2012-08-29 

【選択制確定拠出年金 導入のタイミング】




選択制確定拠出年金は、従業員が自分の給与の中から「財形貯蓄」をするように将来への積立を「確定拠出年金」という制度を活用しながら実行する制度です

そのため、給与から従業員自身が決めた積立額を天引きするという作業が発生します

給与担当者はお分かりのように、積立希望者が10人いれば10人の給与変更指示を出さなければならないので、ちょっとした手間が生じます

この手間を最小限に抑えるには、制度導入を4月に合わせrるのが有効です

4月は入社の方もいたり、配置移動があったりとなにかと人事には動きが多い時期です
給与の変更作業は一人分をするのも10人分をするのも同じ位の手間ですから合わせてやってしまうことにより、業務にかかる時間を短縮することができます

また「選択制」の場合、従業員の積立額は「将来のための使うお金」なので、現時点での社会保険料の計算対象とはなりません

例えば給与30万円の人が1万円の確定拠出年金の積み立てをするといわゆる「給与」が29万円となり、給与額を変更するという作業が発生し、すなわち社会保険料にも影響してくるのです

従業員の積立額にもよりますが、将来への積立は現行の社会保険料対象の給与を引き下げますので、結果として社会保険等級が下がり、企業と個人が負担する社会保険料が下がるというわけです

この作業も4月・5月・6月の算定時期に合わせて行うと、その年の10月からの社会保険料決定にそのまま反映されるので、企業としても、「社会保険料削減」の効果を最短で実感してもらえます

例えば、算定が終わった7月にこの制度を導入したとしましょう

算定後の給与変更は2等級以上3か月以上の変化があった時に限り年の途中で「月変」するというルールです

ですから7月・8月・9月の拠出額をもとに月変をかけて、その後の社会保険料変更につなげてもよいのですが、2等級の変化はそれなりの積立額を実施しないと実現しません(等級のはばは、だいたい2万円です)

そのため従業員が5千円とか1万円とかの比較的小さな金額で積立を希望すると、「社会保険等級」が2等級下がらず月変の対象となりません

そうなると、翌年の4・5・6月の算定まで社会保険等級の見直しはなく、結果として社会保険料(健康保険と厚生年金)の削減が実現するのが翌年の10月からとなってしまいます
※雇用保険料は毎月の給与額に影響しますから、導入月から変化を確認することができます

企業としては、導入すれば月数万円のランニングコストが発生します
従業員の福利厚生として導入する制度とはいえ、できれば社会保険の削減が「見えた」上でコストを払いたいというのが本音でしょう

ですから、社会保険料を削減することができる「選択制確定拠出年金」は4月に導入するのがベストなのです

ただ確定拠出年金は厚生局に申請を行い許可をもらうという手続きがあります
これが通常3か月位かかるため(ただし4月導入は希望する会社が多いので申請許可まで4か月かかることも)それなりのスケジュール感で進んでいかないと間に合わなくなるわけです

今導入を検討中の私のお客様には、11月中には必要書類をご用意いただくようお願いしています

もしこの機会に「社会保険料の削減ができ、節税しながら自分年金が作れる制度」の情報収集をしたいという経営者の方がいらっしゃいましたらこちらのイベント(大阪開催)にご参加ください

※お問い合わせをいただいている東京での開催は、10月を予定しております。
こちらも準備できしだいご案内申し上げます




[[大阪でのセミナー http://www.facebook.com/nobue.yamanaka#!/events/378345405564234/]]

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