コラム

 公開日: 2012-06-13 

【確定拠出年金必勝運用法とは? その5】



確定拠出年金の「元本が保証されていない商品」でもすべての商品が同じリスクではありません、ということを昨日の記事でご説明させていただきました

確定拠出年金の商品ラインナップは運営管理機関あるいは会社さまごとに加入者が選択できる商品が異なるので、みなさんに共通する事例でのご説明が難しいのですがアセットクラスからいくと

日本株式に投資をする
日本債券に投資をする
外国(おもに先進国)株式に投資をする
外国(おもに先進国)債券に投資をする

の4種類はまずほとんどの場合用意されていると思います

またここに加え、複数のアセットクラスへ一度に投資ができるセット商品「バランス型」が配分比率によって何本か用意されているでしょう(レストランでいうコース料理のようなものです、前菜からメインまでバランスよく投資できるものというイメージです)

あと最近は増えてきているようですが、新興国の株式や債券に投資をする投資信託と、数は少ないですが不動産に投資をする投資信託、金や原油といったコモディティに投資をする投資信託などあるところもあります

今日はそれらの商品どれに投資をしたらよいのか、という前に投資信託の説明書の「読み方」をちょっとご紹介したいと思います
とりあえず昨日ご紹介した「野村日本債券ファンド」の説明資料をお題にして・・・
http://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/derivative/pension/u_01311021.pdf

まず「ファンドの特色」という欄がありますがここには、「投資対象の説明」が書いてあります
つまりアセットクラスですね
ここでは「日本アクティブファンド・・・」とちょっと違った感じで書いてありますが、要は日本の債券に投資をしてますということです
次のベンチマークというのは、投資信託の成績の良し悪しを判断するときに使う尺度です
たとえばインチとセンチって比較できないじゃないですか、一度単位を合わせて比べないと
それと同時にアセットクラスごとに尺度が設けられていて、たとえば日本株式というアセットクラスであれば、TOPIXから日経225が尺度ですし、この例にあるnomura bpi総合というのは日本債券というアセットクラスの尺度、そのアセットクラスの指数(平均値)のことです

次に基準価格の推移グラフをみてみましょう
基準価格というのは投資信託の時価のことです
緑と青の線を比較していただくと、青の方が緑を上回っています
この投信自身の運用成績は同じアセットクラスの平均より優れているということがわかります
ギザギザではありますが、おおむね2002年からの10年間、価値は上昇し続けていることが見て取れます

その下にあるファンドの収益率とリスクをチェックしてみましょう
ファンドとは投資信託のことです

表から読み取れることは直近1年間の収益率は2.675%、過去3年の平均利回りは2.48%、5年なら1.75%、10年では2%です
この利回りは定期預金よりいいですよね
次ページの各月のリターン実績表を見てわかるように、月々でいうと多少マイナスになっている月はあるもののおおむねプラス運用
これであれば、あまりリスクをとりたくない方であっても日本の債券型投信は選択肢になりうるのではないかなという気もします

ファンドの構成についての説明がグラフの下に書いてあります
ほとんどが日本国債ですね
国債ですから日本国に返済能力があればお金を回収できないということはありませんし、債券ですから利払いもあるので、安定した運用が期待できると判断もできます

ちなみにリスクと収益性の考え方ですが、たとえばこのファンドは1年間のリターンが2.67%でリスクが0.85%とあります

わかりやすくするために単純化して、リターン3%リスク1%としてお話しをします
※本当は1年間だけのデータをもとに考えてはいけないのですが、あくまでも例として・・・

まずリターン3%の商品というと100万円を投資をすると1年後の価値は103万円ということです
またリスク1%ですから、1年後のリターン103万円からプラスマイナス1万円で価
格が変動する可能性が約70%あるという意味になります(標準偏差をとっても単純にお話しをしています)

つまりリターン3%でリスク1%の商品がもし仮にあれば、1年間の投資で100万円が102万円から104万円の間で変動する可能性が70%ということです
102万円以下になる可能性は15%、104万円以上になる可能性も15%です

こういう資料は見慣れないとどこの何を見たらよいかわからないかもしれませんが、今日ご紹介したところだけでもチェックしていただけると少しは理解が深まるかと思います

※この記事では特定の記事をおすすめしているわけではありません、あくまでの参考としてください

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