コラム

 公開日: 2015-11-23 

不動産購入では注意点を抑えた契約をしよう

大金を必要とする不動産の購入は、一般には人生に1度か2度経験する大きなイベントです。なので、不動産取引特有の習慣や専門用語に戸惑い緊張してしまいます。

不動産を購入する際には、不動産を探す、物件の説明をしてもらう、売買契約を結ぶという経緯の中で、不動産屋さんと色々な書類を交わします。

媒介契約書、重要事項説明書、売買契約書が主なものですが、そのどれもが不動産取引の専門用語や民法などに規定される条文で書かれています。難しいですが、しっかり理解しないで署名や押印をすると、後悔することになるかもしれません。

わたくし自身が自宅不動産を5軒、親の自宅を3軒、賃貸用不動産を4軒と、個人としては多くの不動産取引をしてきた経験から、不動産の売買契約における注意点を紹介します。

不動産購入においての心構えについて

まず、なぜ家を買うのか考えましょう。家を買うことは人生の一大イベントですが、人生の目的ではありません。その家で、家族が仲良く幸せに暮らすことが目的のはずです。

不動産の売買契約は、今の暮らしから老後までの長い人生にかかわってきます。仕事、子育て、家族が増えてにぎやかな日を過ごし、やがて一人ずつ独立して老後の準備にかかります。その中には大きなお金のかかるイベントも沢山あります。家を維持しながらその費用をきちんと用意しなければなりません。

普段の暮らしではあまりお目にかかれないような大金を、不動産では一瞬で契約することになりますので、よく考えてください。急がない事です。

重要事項説明を受ける際の注意点について

自分の希望する家が決まると、契約が行なわれる前に宅地建物取引士、宅建士が重要事項説明書に沿って、物件についての重要事項を説明します。これは必須で省略できません。宅建士は必ず宅建士証を提示しますので確認してください。重要事項の説明は、その家を買うかどうかを最終的に決定するための家の細かい説明です。あいまいさが残らないように、法律用語で細かく書いてあります。

ただ、宅建士からその場で重要事項説明を読み上げられても、不動産取引について知識がない方にとっては、不動産用語や法律用語などがすんなり理解できないものです。
ぜひ、事前に書類を送ってもらい、じっくり読みましょう。

書類を読んで、気になることや理解できないこと、不明瞭な点などを整理してまとめ、質問事項として準備し、必要であればメールや電話で質問事項について問い合わせてください。

宅建士から重要事項説明を聞く際は、用意した質問事項をもとに納得するまできちんと説明してもらいましょう。重要事項の内容に納得しないまま重要事項説明書に記名押印してしまうと、後にトラブルになっても立場は弱くなります。

不動産の契約での注意点について

重要事項説明を聞いて納得できれば、売買契約を結ぶことになりますが、重要事項説明書と契約書は別の書類です。
重要事項説明書は土地建物の説明と、取引条件に関する事が書いてあります。契約書は契約内容を記載するものなので、契約後すぐに作成し宅建士が記名押印をして交付します。

売主買主はお互いに記名押印して交換します。契約書に書くのは主に売主買主の情報、物件を特定する受所などの情報。代金の支払いや引き渡し、登記の時期などです。

そのほかに決めたことがあればそれも記載します。重要事項説明書と重複する内容もありますので、誤記も含め、きちんと重複されているか、確認することも重要です。

一度契約すると覆すには違約金や損害賠償が発生したりすることも

契約書と重要事項説明書をしっかり突き合わせ、少しでも疑問があったらわかるまで説明していただき、決して急いでサインをしていけません。
一度契約すると覆すには違約金が発生したり、場合によっては損害賠償が発生したりすることもありますので、しっかり確認することが重要です。

重要事項説明書の確認が終わり、売主と買主が契約書に記名押印したら契約完了です。
売買契約を結ぶ際には、買主から売主に支払う手付金が必要なので用意してください。

これは解約手付といわれるもので、お互いが無条件でこの契約をやめるための違約金です。一定の期間は、この違約金を支払えば、お互いにより良い相手に乗り換えても無条件で契約を解除することができます。買主は手付金を放棄してもっと気に入った家を買うことができます。売主は手付金を返して、同額の違約金を払えば、もっと高く買ってくれる人に乗り換えることができます。

この記事を書いたプロ

有限会社コスモスペース やさしいお金の相談室 [ホームページ]

ファイナンシャルプランナー 桑野恵子

東京都港区赤坂4-11-20 [地図]
TEL:03-5166-8324

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
つねにベストな提案を心がける。

FPとして中小企業オーナーをサポートしたい(1/3)

 ファイナンシャルプランナーとして、やさしいお金相談室を主宰する桑野恵子さん。不動産取得、相続、年金、教育資金プランなど、お金にまつわる幅広いジャンルの相談にのっています。「お金のことで困っているけど、誰に相談していいかわからないと悩む人の...

桑野恵子プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

相続や不動産購入など、豊富な人生経験をもとにアドバイス。

会社名 : 有限会社コスモスペース やさしいお金の相談室
住所 : 東京都港区赤坂4-11-20 [地図]
TEL : 03-5166-8324

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

03-5166-8324

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

桑野恵子(くわのけいこ)

有限会社コスモスペース やさしいお金の相談室

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
エンジェル税制による節税

資産運用時のエンジェル税制という節税方法をご存知でしょうか。エンジェルというのは、日本語で天使ですが、...

[ 資産運用 ]

不動産売却の相談で抑えておきたいポイント

不動産売却を相談するにしても、まず自分が売る意思をはっきりさせ、住み替えのイメージを膨らませることが重要で...

[ 不動産売却の注意点 ]

不動産売却の手数料の相場について
イメージ

不動産を売却する際には、さまざまな費用がかかり、中でも仲介手数料は高額になります。仲介業者から出される書...

[ 不動産売却の注意点 ]

不動産売却のリスクを考えてみる

投資目的で購入した不動産を売却しても、思うような収益にならないことがしばしばあります。ここでは、不動産売...

[ 不動産売却の注意点 ]

不動産売却の際に利回りが重要な理由

不動産を保有し運用したからといって必ずしも、この先利益が保証される訳ではないことはご存じだと思います。た...

[ 不動産売却の注意点 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ