コラム

 公開日: 2016-08-22 

子供が自立するために親が出来ること

似てるけど違う「過保護」と「過干渉」


過干渉と過保護という言葉は聞いたことがあると思います。
Wikipediaによると、

『過干渉』とはある対象に必要以上の干渉を加えること。
モラルハラスメント、虐待の一種。
『過保護』とは特にこどもの養育において、必要過多な保護、甘やかしを行う場面が多く、こども自身の自主性を尊重し過ぎ、まともな社会人として巣立つのに必要な躾けをせずに済ますことを指す。

今さらながら思うのですが、過干渉と過保護って言葉の感じは似ていますが、性質が違うものなんですね。そして、このように改めて説明されると「過保護」も「過干渉」も行き過ぎた、的の外れた子供との向き合い方なのだと痛感します。

成人式に親がついていくのは過保護?


情報番組で親子問題を取り上げていることがあります。
討論されている内容は非常に興味深く、真剣に見入ってしまいます。

”大学入試や成人式に親がついていくのは過保護か?”

ある時、このようなテーマで話がされていました。
大学入試や成人式に親がついていくのは過保護だと思いますか?
いろいろな意見があると思いますが、私は過保護であるとは思いません。
上記の問題では過保護だとする大人の意見が多かったのですが、
「私たちの時代は」とか「私はこうだった」とか、どうでも良い理由ばかりでした。
時代とか自分は、という話は関係ないのです。
もっと言えば、「他の家庭は」「世の中的に」「普通は」という話でもありません。
大学入試も成人式も、付き添いたければ付き添えばいい。
ただ、入試日は大変デリケートです。
親が同伴することによって問題が生じることが懸念されるのであれば、それは大人として避けるべきです。例えば入試会場まで走るバスに受験生以外の人(親)が乗ることによってバスが遅れるなどの障害が起こるのであれば、親は子供をバスに乗せて見送るべきです。
自分が良ければそれでいい、自分の欲求だけが通ればいい。
そんな風に周りが見えない状態になると、それはただの身勝手な親です。

うちの子は大丈夫?


20歳になったからといって子供を急に大人扱いしてもだめですよね。
子供が親から自立していけるように、小さな頃から年齢にあった躾や教育をしていくのが、自立までの大切な準備期間なのだと思います。
「はい、20歳!」と言われて、昨日までと何かが急に変わるわけではありません。
お酒やタバコに手をつけることが許されることくらいでしょう。
精神的には何ら変わりません。



自立には、精神的自立と経済的自立があります。
子供の自立の時期まで、親はそのどちらもサポートしていく立場だと思うんですね。
過干渉でも過保護でもなく、あくまでもサポート。
子供が親を必要としてきたときに助けてあげられる体制でいたいものです。

日本の社会では「子供は大人になっても親の子」という風潮が強く、子供を1人の成人とみなせる親が少ないのが現状である。(Wikipediaより)

風潮というよりも事実として、親にとっては「いくつになっても子供は子供」です。
しかし、ある程度の年齢になれば(成人年齢の前後)一人の大人として社会に送り出し、接することが親の役割でもあります。
いつまでも子供のままでいてほしい。
いつまでも自分のそばにいてほしい。
いつまでも子供に必要とされていたい。
そんな気持ちが行き過ぎてしまうと、我が子を溺愛し支配し、過保護と過干渉の道を走ってしまいます。
子供は親離れを、親は子離れをしていかなくてはなりません。
それを意識するかしないかで、親子関係は大きく変わってきます。
子供が自立できるかどうかが決まってきます。
そのタイミングは20歳というわけではないでしょう。
年齢だけで「大人」か「子供」かを判断するのは難しいからです。
健康状態や精神状態、家庭の事情や就業の問題など、様々な問題を個々に抱えていますから....



とある番組の中のインタビューで
「お米の研ぎ方も分からない子に一人暮らしさせるなんて無理よー」
と言った50歳代~60歳代のお母さんがいました。
その人の息子は30代で独身。
正直、「ダメだこりゃ」と思いました。

お米の研ぎ方くらい、すぐに教えてあげなさい。
それに、今は無洗米というものがありますぞ。
電化製品の使い方なんてあなたよりも息子さんの方がすぐに覚えますから!
どうして一人暮らしができないって決めつけているんでしょう。
それは、家を出て行って欲しくない気持ち?
何もできない息子に育ててしまった後ろめたさ?
とにかく息子はさっさと家を出なさい!!

お煎餅をかじりながらテレビに向かってイライラしていた私ですが、ふと、我に返りました。
うちの子はお米の研ぎ方を知ってたっけ.....??
炊き方も教えたことがないわ(汗)
外に出たら割としっかり働いているみたいだけど...
家のことは何もしないなぁ。
いや、私がさせてないんだな、これがまた。
(自分の部屋は自分で掃除させているけど)
やっちゃってる、大抵のことを私が率先して!



子育てに正解も不正解もないと思っています。
でも、親がしておくべきこと、しなくてはいけないことというのはある気がするんですね。
それが何かは親が我が子を見て考えることですので各々の家庭で違ってきますが、共通したものも多くあると思います。
子供の自立心を上手に育てられる親でありたいと番組を観てつくづく思いました。
「子供のために」
そこを違った解釈で突き進んでしまうと、確実に過保護や過干渉になります。
本当に子供のためにと思うなら、自分が子供のそばにいられなくなったときのことを想定し、子供が一人で生きていくことに困らないような術を教えていくべきなのです。

旅に出すことを親が恐れてはいけない


”何かあった時に自分で問題を対処できるようになって欲しい。”

子供たちにはそんな思いを持って接してきたつもりでしたが、今までの私は、考えさせるよりも先に自分の考えを子供に言ってしまっていた気がします。
「教えることと考えさせることのバランス」が悪かったかもしれないと思います。
自分で考えたり調べたりするよりも先に、誰かに聞いてしまう(教えてもらう)癖をつけてしまったかもしれません。
今はスマホやパソコンで検索したら大抵のことは答えがわかります。
それなのに、調べたらわかることも調べないで聞いてくる、調べてもらおうとする。
子供が聞いてくる質問には何でも答えようとしてきたことが、子供の探究心の芽を摘んでしまったかもしれない。
わからないことを調べるということは、危険を予知できるようになることに繋がるんです。
これがこうでこうなる。だからこうなのだ、という段取りが踏めるようになるんです。
ですから、分からないことを放っておけたり調べたりしないって、予知ができないことに繋がるんですよね。
予知ができないということは、危険察知能力に欠けるということになります。
「知らない」ということに恐ろしさを感じられないと、常識に欠けた行動を平気でとってしまうこともあるのです。

私は親に甘えっぱなしで何一つ花嫁修業をしなかったけれど、こうして家庭を築けている。
なんとかなるってことも世の中いっぱいある。
でも「なんとかなる」っていう感覚さえも分からなければ路頭に迷っちゃいますよね...

「可愛い子には旅をさせよ」という言葉があるくらいです。
子供に冒険をさせることを親が恐れていてはいけないんでしょうね。



過干渉と過保護。
この二つと「愛情」というものは紙一重なのかもしれません。
愛するが故の過干渉、愛するが故の過保護。
子育てのゴールがあるとすれば、それは、子供が自立していくことだと思います。
子供が自立するために親が出来ること。
それは、過保護に育てることでも過干渉になることでもありません。

「うちはどうだろう?」
「これって過保護?過干渉??」

時にはこうして客観的に自分の子育てを語り合えるママ友達や先輩ママの存在が頼りになりそうですね。

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