コラム

 公開日: 2016-08-11 

遅刻ばかりする娘と学校の対応

雨の日の思い出


皆さんは雨の日にどんな思い出がありますか?
傘を持ってきてくれる親御さんの姿でしょうか。
長靴を履いて水たまりにバシャバシャ入ったことでしょうか。
傘を忘れてずぶ濡れになったことでしょうか。
私にもいろんな思い出があります。
豪雨と雷鳴が轟く中、塾帰りの息子を迎えに行った時に怖い怖いと寄り添いながら歩いた道。
傘を忘れた子供に傘を持っていったら、子供たちの友達に「いいなー」と言われていた子供たちの照れくさそうな顔。
付き合っている頃に夫が駅まで傘を持って迎えに来てくれたこと。
雨の中、息子を警察まで迎えにいったときのこと。
そして、娘が中3のとき。
「娘さんがまだ登校していないので娘さんを捜して下さい」と学校から電話が来たこと。

遅刻の常習


娘は学年が上がるごとに遅刻ばかりするようになりました。
朝はきちんと家を出ます。
でも、学校には必ず遅刻していたんです。
成績云々よりも生活態度はきちんとしようと約束していたのに遅刻の常習でした。
受験を控え、内申書が気になっていた時期。
学校を無断で休むことはなかったのですが、とにかくものすごい遅刻の数でした。



学校から
「まだ登校していません。娘さんを捜してください。」
と連絡が来たときは心臓が止まりそうでした。
何かあったのだろうか?
どうしたんだろうか?
事件や事故に巻き込まれてはいないだろうか?
雨が降っているので自転車も使えません。
免許がないので歩いて捜すしかありません。
通学路を捜し、娘がよくたむろしている場所を捜し....
半ば頭が真っ白になりながら、冷静に冷静にと言い聞かせながら捜し続け...
雨をしのげる所にいるはずだと思って行った場所に、娘はいました。
同じクラスの女の子と二人、談笑していました。

「こんな所で何やってんだ!!」

大きな声で叫びました。
まさか私が来るとは思わなかったのでしょう。
ギョッとした表情で振り返り、とても驚いていました。

娘と友達を学校の教室まで連れて行きました。
無言で歩いた学校までの道のりの長かったこと。
私からの連絡を受け、待機していた生活指導の先生に二人を引き渡し、話が終わるまで私はずっと廊下で待っていました。
しばらくして、二人に話を終えた先生が廊下に出てきて言いました。

「今日はこのまま学校で授業を受けさせますが、この次にこういうことがあったら帰って頂きますので」
「あ、はい....。」

手を煩わせる生徒は学校に来るな、と言われたのと同然です。
来たくないなら来るな、ということです。



そして、それから数日後。
娘は友達と体育の授業をさぼりました。
更衣室でずっと話をしていたそうです。
「そういうことですので、これから帰します。」
と電話で言われ、すぐに帰されました。

遅刻する娘。
授業をさぼる娘。
理由は、「友達と話があったから」

悲しかったですね。
どうして普通に学校に行き、授業を受けられないんだろうって。
自分のした行動がどういう事態を招くのか、どうして分からないんだろうって。
もし分かっているのだとしたら、なぜ?って。

クラスでなんとなく浮いていたようでした。
そんなクラスにいるのが居心地が悪く、とても嫌だったみたいです。
そのうちに男女問わず、クラスを問わず、同じようなタイプの子たちと行動するようになっていました。

学校で何か問題があると「○○ちゃん、大丈夫?関与してない?」
と、娘が問題の当事者ではないかを尋ねられるようになりました。

先生によってこんなにも違う対応


息子が在学していた頃は熱い先生が多くて、学校に来ない生徒をいかに学校に来させてうまくやっていけるを考えてくれました。
息子のようなやんちゃな生徒にも温かく接してくれて、先生が好きだから学校に行く、と言っていたくらいです。
悪いことをしたらそのときにバシっと叱ってくれ、あとはフォローしてくれました。
私が頭を下げに行くと、息子の悪いことは悪いと指摘した上で、
「○○君はいい子だから心配しないで!」と励ましてくれました。
「お母さんを泣かすんじゃないよ」と息子を諭してくれました。

また、手のあいている先生が地域をパトロールして、タバコを吸っている子や素行の悪い子を見つけてはその都度、指導していました。
近隣の住民に迷惑をかけないよう、警察に突き出されないよう、何かあるごとに先生たちが子供たちを守ってくれていた気がします。


「とにかく学校に来なさい。先生たちは待ってるから。」

新学期になり、移動のためにそういう先生たちが一気に学校からいなくなりました。
新しい校長が来て学校の方針が変わり、学校の雰囲気が一気に変わりました。

「問題のある子は家庭でなんとかして下さいね。学校は一人のお子さんのために時間を割くことは出来ません。どうしても家庭で問題が解決できないのであれば、お寺とか...昔でいうヨットスクールとかもありますから。」
「校外で通報があったときには警察にすべてお任せします。校外パトロールは教師の仕事ではありませんのでこれからは一切致しません。そんな時間もないですから。」

そういうことを最初の保護者会で言われました。
先生によってこんなに生徒に対する対応が違うのか...と驚きました。
理由もなく遅刻を繰り返したり授業をサボることはよくないことです。
ただ、学校の対応があまりにも冷たい気がしました。
親と学校(先生)はタッグを組んで子供を守って教育していくものだと思っていましたが、その時の学校は「問題児は家庭の責任でなんとかして下さいね。」とピシャリと言い放ったのです。

親に責任があるのはわかっています


娘の行動は悪いのです。
それは親の監督不行き届きです。
そこは指摘されても私は言い訳はしません。
どんなに親が一生懸命に育てても、どうにもならない時があります。
子供が横道にそれたり学校に行かなくなったり、さぼるようになったときに、そこに何か理由を探そうとしても見つからないときもあります。
子供自身、理由を尋ねても答えられなかったりします。
本人が本人の中で何かを見つけないと、親がいくら泣いても怒っても何も感じられないのかもしれませんし、問題を解決に導くことは容易ではありません。
そのために、親子で話し合うことはもちろんのこと、学校とも連携できたら心強いなと思うのです。
親ではない大人に諭されることで、気づけることがたくさんあると思うのです。

ママ友達には励ましてもらったけれど、事情の知らない人たちからは
「あの人が○○ちゃん(〇〇くん)のお母さんなのねーー」と白い目で見られ続けました。
ダメ親のレッテルを貼られまくりでした。



信じて待つ。
私にはこれしか出来ませんでした。
それが、正解だったのか、もっと他に手が打てたのかは今もハッキリとは言えませんが、今をちゃんと生きている子供たちを見て、”正解ってことにしよう”と思っています。
学校に相談しても児童相談所に相談しても、まるで話になりませんでした。
ただ、傷ついただけでした。
幸いだったのは、険悪な雰囲気になることはあっても子供達とはたくさんのことを話し合ってこれたことです。
まさに思春期、という感じでした。
幼い考え方と大人びた考え方がマーブル状に入り混じっていた時期でした。

大人としての意見を言うばかりでは子供には何も響かないということ。
子供の好奇心には親が思うほど悪気がないということ。
良いことと悪いことの区別を子供なりに理解していたこと。
わかってほしいことがあっても気持ちを表現する力が乏しかったこと。

子育てが落ち着いてからわかったことです。
真剣に子供達と向き合っていたつもりだったけれど、わかってあげられなかった部分がたくさんありました。
「親だから」という思いが私の本当の気持ちに蓋をして、目の前にいる子供を常識で縛りつけようとしていたのです。

自由奔放に生きていたように見えたけれど、子供たちも辛かったのだろう。
これもまた、子育てが落ち着いてから思ったことでした。

卒業後の今


中学を卒業して娘が進学したのは、いろいろな問題を抱えている(抱えていた)子供たちを積極的に受け入れている学校でした。
美容や音楽、アニメなどを学べる個性的な選択授業があり、遠方から通っている子もいました。
保護者会に参加したり娘から聞いたりして思いましたが、いろんな事情を抱えた子供たちがいました.....
娘は高校に入って、その子たちから何かを学んだのかもしれません。
なんだかんだと頭を悩ませる問題はありましたが、無断遅刻や欠席は一切せずに高校生活を終えました。

そんな娘も今年で20歳になります。
一人暮らしを始め、真面目に働いています。
時折、ちょっとやんちゃな学生を見かけると
「あいつらバカだなーー」と笑います。
「あなたも同じような格好して同じような感じだったじゃない。眉毛だってなかったし。」
私が言うと、照れくさそうに娘は笑います。
あぁ、過去になったんだな....
雨音を聞きながら、今日は久しぶりにこのことを思い出しました。

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