コラム

 公開日: 2015-12-18  最終更新日: 2016-06-02

Internet Explorerは最新ですか?-古いバージョンはサポートが切れます

皆さんは日常インターネットサイトを閲覧する際に、どのブラウザを使用していますか?Windowsユーザーであれば、Internet Explorerを使われている方も多いと思います。それでは、このInternet Explorerに関するサポートポリシーが変更されたことをご存知でしょうか。新しいサポートポリシーは今年の夏に発表され、年が明けて間もない2016年1月12日(米国時間)以降に適用されます。
今回はInternet Explorerの新しいサポートポリシーと、対応等について確認します。

Internet Explorerの新しいサポートポリシーとは?

それでは、Internet Explorerの新しいサポートポリシーとはどのような内容でしょうか。簡単に言えば、以下の通りです。

「2016年1月12日(米国時間)を過ぎると、 Microsoft 社が提供するInternet Explorerのサポート対象は、各 Windows OSで利用可能な最新版のみとなります。」

この新しいポリシーによって、OS毎にサポート対象となるInternet Explorerは、以下の様になります。(Windowsのバージョンは、Microsoft社の現行のサポート対象のみです)
IEサポートポリシーとバージョン

この新ポリシーにより、2016年1月12日以降、サポート対象外となる Internet Explorerに対してはセキュリティ更新プログラムが提供されなくなります。そのため、新たなソフトウェア上の脆弱性が発見されたとしても、問題を解消することができなくなります。もしこの脆弱性を攻撃者が悪用すると、ウイルス感染や不正アクセス等が行われ、情報漏えい等の被害に遭う可能性があります。

ユーザーの対応について

対策といっても、答えはシンプルで、Windows Updateを実施してInternet Explorerを最新バージョンにすることです。
しかし、企業や組織の場合、過去に開発したWebベースのアプリケーションで上記に提示した最新バージョンのInternet Explorerでの動作確認が行われていないケースもあると考えられます。その場合、以下の対応を早急に行う必要があります。

1.現状のシステム環境で最新のInternet Explorerでの動作確認を行う
2.動作確認の結果に応じて対応する
(1)問題なければ、すべてのWindows PCに最新のInternet Explorerを導入する
(2)軽微な表示上の問題だけであれば、最新のInternet Explorerを導入することを検討する
(3)重大な表示上の問題や動作上の問題があれば、プログラムの改修を行う
3.改修等が期限までに間に合わない場合、当該アプリケーションはインターネットに接続しない環境での対応とする、または当該アプリケーションの使用を止める。
※Internet Explorerに特化している時点で、Google Chrome、Firefox、Opera等のブラウザで動作することは難しいかもしれません。

Internet Explorerは利用者が多いことから、常に一番の攻撃対象とされており、重大な脆弱性も数多く発見されてきています。そして今後も新たな脆弱性が発見されてくることが想定されます。Windows Updateで最新のInternet Explorerの脆弱性が公開された場合、その脆弱性を悪用した攻撃をされた場合、旧バージョンのInternet Explorerを継続使用しているPCはその攻撃に対抗する術がありません。

IT環境のマネジメントの必要性

ここのところ、Windows XP、Windows Server 2003のサポート切れの度に大きな騒動が起きています。そして今回のInternet Explorerがあり、来年4月にはMS SQL Server 2005がサポート切れを迎えます。
以前にも申し上げましたが、OSやソフトウェアのサポート終了時期を把握せず、ギリギリまでなんの動きもしないユーザーが多くなってきています。もちろんセキュリティ上の必要性は感じているとは思いますが、コスト上の制約、環境上の制約、時間的制約、等々の様々な理由で対応しきれないというユーザーも多いと思います。しかし、こうしたことを言うようなユーザーは、そもそも事象の認識や着手が遅れている、または考えていないため、予算化もスケジュールも人員等のリソースも確保していないのが実状ではないかと考えます。
こうした事象にならない様、自社のIT環境のマネジメントについて再確認することを検討してください。企業内のPCやサーバーは、導入ソフトウェアも含めてインベントリ管理されていることが多いと思います。インベントリはある時点での保有するIT資産の状況の一覧になりますが、これに時系列の観点を追加すれば、現行導入されているOSやソフトウェアはいつまで利用できるのかを把握することが可能となります。この内容を中長期計画に反映してIT投資計画に組み込めば、あらかじめ必要とされる予算やリソースを見積もることが可能となりますし、クラウド環境等への移行といったITコストを減少させる方策についても、ある程度時間をかけて判断、準備することができます。
現状のIT環境の維持管理で手一杯なのかもしれませんが、将来を見据えてIT担当者も活動していかなければいけないと考えます。
最後に、以前提示したIT資産、IT投資とIT計画との相関図をまとめたイメージを再掲するので、ご確認いただくとともに、実現に向けた検討を行ってください。弊社に相談いただければサポートいたします。
ITマネジメント概要図


参考:
マイクロソフト社ホームページ 「Internet Explorer のサポートポリシーが変わります。

上記に関して、ご関心、ご相談等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせフォームは、こちらです。


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・全社/組織のIT環境のあるべき姿の策定
・IT投資の判断基準やポートフォリオ管理
・IT資産のライフサイクル管理
詳細は、弊社ホームページの「コンサルティングサービス-ITマネジメント」を参照ください。

また、情報セキュリティに関して、以下の様なサービスも提供しております。
・セキュリティ規程等の策定、改訂
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・従業員に対するセキュリティ教育
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