コラム

 公開日: 2015-03-26  最終更新日: 2015-07-02

ITベンダーとの打ち合わせ内容は理解できていますか?

一般企業であれば、そのほとんどが情報システムの構築、運用を外部の委託業者、いわゆるITベンダーやSIerに依存しているでしょう。この委託業者と打ち合わせを行うのは主に情報システム部門の担当者になるでしょうが、システムの新規構築や大規模更改の際は、対象となる事業部門の担当者も出席することがあるでしょう。

打合せではITベンダーからスケジュールの進捗状況やプロジェクトの課題といった報告が行われるとともに、仕様の再確認等の依頼があると思います。一方、企業側も仕様変更の依頼やプロジェクト進行上の確認等行なわれると思います。

さて、その打ち合わせの中で、ITベンダーの発言内容がきちんと理解された上で合意形成が行われているでしょうか。技術的な内容ならともかく、もしかしたら業務に依存する仕様の確認であるはずなのに、その内容さえもよくわからないということは無いでしょうか。

・カタカナ語や英字の略語が飛び交う
・自分たちの業務固有の言葉もITベンダーの言葉に置き換えられている
・仕様変更に対して、技術的な困難さやスケジュール遅れの要因になることを前面に出してくる

というような状況を経験したことは無いでしょうか。
でも、「まぁ、相手はITの専門家だから」、ということでITベンダーの主張通りにプロジェクトを進めてしまい、結果として納品されたシステムが思い描いていたのと違う内容だったりします。ITベンダーに説明を求めると、
「これがシステムの仕様です」
「こちらから確認して、了解をしてもらいましたよね」
と返されてしまう。
そんな経験はありませんか?

私も企業側の一員としてITベンダーさんとの打ち合わせに同席することもあるのですが、いまだに技術論を振りかざして自分たちの都合良く進めたがるITベンダーの担当者が多いことに辟易とします。(昔よりは減ったとは思いますが)
ひどい場合は、提案時点では
「やります」
と言っていたことが、いつの間にか、
「技術的に難しいのでこのへんで」
という主張にすり代わっていたりします。(しかもそこがシステム構築の重要な部分だったりします)
企業側の方々はITベンダーに「お願いしている」という姿勢が見られる傾向があります。そのため、ITベンダーの強い主張に流されてしまうことも見受けられます。
しかしながら、システム構築はあくまでも企業側の業務上の課題を解決することが目的です。目的を達成できないような意見には応じるべきではありません。当初の案が本当に実現困難だとしても、同等の効果が得られるような代替案をITベンダーは示すべきであるはずです。
企業側の担当者はITベンダーに対して、一般の人にもわかる平易な言葉で説明を求めるとともに、わからない言葉が出てきたら、わからないことに負い目を感じることなく、積極的に確認していくべきです。一方で、システムの仕様を決める上で業務上の知識、特に制度的な要請や業界ルールなどは、逆に平易な言葉に言い換えて説明をするようにしなければいけません。

それでも不安な場合は、外部のIT専門家を同席させて、技術面での対応を支援してもらうのも一つの考えです。実際、私もプロジェクト支援の一環として打ち合わせに同席してITベンダーとさんざん議論をし、相互の風通しを良くし、プロジェクトをスムーズに運営することに努めてきました。

上記内容に関連して、ご相談や質問などがございましたら、お気軽にご連絡ください。
デルタエッジコンサルタントでは、ITベンダーを効果的に管理・監督するため、
・ベンダー選定
・ベンダーによる提案書の評価
・定期ミーティングの支援
・内部統制、個人情報保護、マイナンバー制度等に関わる監督業務の策定
といったサービスを提供しております。
お問い合わせフォームは、こちらです。

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デルタエッジコンサルタント株式会社
金子 清隆
URL  http://www.deltaedge.co.jp
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経営コンサルタント 金子清隆

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