コラム

 公開日: 2017-12-11 

就労継続支援A型事業所の利用者も職員も「人財」。職員の育成計画を作りませんか?

社会課題を解決する事業の就労継続支援A型

就労継続支援A型の事業者さんの研修をさせていただいたり相談をお受けしたりする中で、一番最初にお互いに理解したいのは、「就労継続支援A型は社会課題を解決する事業=働きたいけど雇用の機会が得らえていない障害のある人にお仕事と、ステップアップと、自信と安心を提供する事業」ということです。この大きな社会課題の解決に向けて、各事業所が有効な事業を企画立案し、継続していくことが大切だということです。

基本的すぎるかもしれませんが、日々の中で忘れがちなことでもあります。ときに立ち止まり、今事業所で行っている事業が、「働きたいけど雇用の機会が得らえていない障害のある人にお仕事と、ステップアップと、自信と安心を提供する事業」になっているかどうか、どの程度有効な事業になっているかどうかを振り返ってみてはいかがでしょうか。

雇用契約を結ぶ利用者は人材か?、人財か?

A型事業所で働く障害のある人は、就労時間や賃金や仕事時間などを合意する雇用契約を事業所と結んでいます。会計上の支出では人件費となります。どの事業でも人件費は大きな比重を占め、その意味でいつも[「注目を集める」経費になります。もし並んでいる数字だけを見て経費やコストと見ると、万一事業が低迷したときには、その数字は膨大で、本当に本当に重くのしかかってくるでしょう。民間企業であれば人員削減なる文字も頭をよぎるかもしれません。

しかしA型の事業使命は、働きたいけど雇用の機会が得られない障害のある人にお仕事等の機会を提供すること。となるとここは手をつけることはできません。ならどうするか。もちろん経費をカバーするだけの売上・利益を確保するということになります。売上・利益を確保するには。やはり一緒に働く利用者を雇わなければならない人件費やコストととらえるのではなく、一緒に売り上げを伸ばしていく人財ととらえてみる必要があるのではないでしょうか。

人財職員の役割はすごく重要

障害のある人を例えば10人雇用するとなると、そこそこの事業規模が必要になります。それぞれに個性があり得手不得手があるので、頭で考えるように上手くいかないと言われそうですが、それこそが社会課題を解決する事業の腕の見せ所というなのではないかと思います。

そしてそのカギを握るのは、やっぱり「職員」。お給料を払う事業を計画し取引先との交渉や生産を管理する一方、障害のある利用者(社員)たちのスキルアップやモチベーション管理を行っていくわけですから、プロジェクトマネージメントといった一般的にも高いスキルが必要となってきます。利用者という人財を活かすのは職員という人財です。

にも関わらず、見渡してみるとA型職員のビジネススキルアップの研修はあまり行われていないという印象です。スキルなので学べば身につけることができるのですが。(逆に学ばなければ、身につけることが難しい・・・)

繰り返しですが、利用者という人財を活かすのは職員という人財です。
福祉とビジネスの視点を持てる職員を育成することが、この事業の肝なのではないかと思います。

就労継続支援A型事業の経営者の皆さん、職員という人財を育成するための研修計画を作ってみませんか?

=========================
ソーシャル事業の経営支援
Leadership & Management
有限会社キュベル
http://www.cuvel.co.jp
=========================
Mission
何らかの「障害」があっても、張り合いをもって働ける社会を目指す
ソーシャルファーム/ソーシャルビジネスを支援します。

Value
「組織やチームを作る」「事業を作る」「仕組みを作る」を通して
障がいのある人の働く場をエンパワメントします。
==========================

この記事を書いたプロ

有限会社キュベル [ホームページ]

経営コンサルタント 風間英美子

東京都中央区日本橋3-2-14 日本橋KNビル4F [地図]
TEL:03-5201-3631

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
CUVELとは

Mission何らかの「障害」があっても張合いをもって「働ける」社会の実現を目指すソーシャルファームとソーシャルビジネスを支援します。「なぜ働きたいの?...

CUVELサービス
研修と講座 一覧

【研修】ソーシャルファーム(障害者就労継続事業所、雇用企業など)が、個の力を引き出し、力を合わせて成果を出していくチームを作る研修です。「方針への理解...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
風間英美子 かざまえみこ

障害者の経済的自立実現のために。事業所が運営できるスキームを手渡して(1/3)

「多くの障害者就労事業所(以下、事業所)の経営者の方は、『働くことが働くに見合う金額の工賃にしたい』お気持ちがありますが、現実的には理想通りにいかないと悩んでいらっしゃいます。福祉的な想いで事業所を運営していますが、別のスキルである経営ノウ...

風間英美子プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

障害者のやりがいある仕事・社会参加・経済的自立の為の事業支援

会社名 : 有限会社キュベル
住所 : 東京都中央区日本橋3-2-14 日本橋KNビル4F [地図]
TEL : 03-5201-3631

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

03-5201-3631

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

風間英美子(かざまえみこ)

有限会社キュベル

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
このプロへのみんなの声

管理者や職員の役割が明確になりました!向かう方向がはっきりしました!

管理者や職員の役割が明確になり、向かう方法がはっきりしま...

S・K
  • 女性 
  • 参考になった数(0

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
春蘭の宿さかえやを知っていますか?

奈良時代から1300年続く信州渋温泉に、従業員の平均年齢28歳!という温泉旅館があります。「春蘭の宿さかえや」...

[ 事例 ]

工賃向上の共同受注で見落としがちな点は?

障害者が働く就労継続B型事業所(非雇用型)の月額平均工賃は約1万4千円。この工賃を上げるには必要な利益を生み出...

[ 工賃向上 ]

ベタですが、就労支援事業A型は就労事業責任者を決めて、やっぱり事業計画を作りましょう。

 ずっとモヤモヤしている謎深い事例 就労継続支援A型事業所の事例で、ずっと気になっていることがあります。...

[ 就労継続支援A型 ]

謹賀新年 多様な人財が多様な働き方で付加価値を生む事業のお役に立ちたいと願っています

明けましておめでとうございます。今年も元旦に初日の出を見ることができ、素晴らしい一年のスタートを迎えるこ...

[ 組織変革 ]

障害者就労で皆が笑顔で働ける仕組みのタスカルカード
イメージ

 好評な手作り弁当、右肩上がりの売上と高い工賃。なのに・・・ 茨城県水戸市にあるユーアイキッチン(就労継...

[ 組織変革 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ