コラム

 公開日: 2017-04-21  最終更新日: 2017-09-08

マニュアルづくりは「気力」だ!



「マニュアルを作るのは、ホントしんどいですね」

ある企業のマニュアル作成メンバーに言われた。確かに“しんどい”と思う。
作成には、膨大なエネルギーを何カ月も必要とする。
当たり前だが、片手間でできる仕事ではない。
作成メンバーに選ばれたからといって、これまでの仕事や目標数値が減るわけではない。
完成したからといって、金一封が出るわけでもない。
せいぜい「お疲れ様でした」のひと言があるぐらい。
内容や量にもよるが、だいたい平均して6カ月から8カ月ぐらいは拘束される。
ホントにしんどい仕事なのである。
そのせいか、マニュアルが完成すると盛大に打ち上げが行われることが多い。

ある時、「マニュアルづくりには、気力、体力、知力のどれが一番必要か?」
と聞かれたことがあった。
「体力」と答えそうになったが、思い直して「気力」と答えた。
緊張感を持って集中して取り組む。この精神力や集中力を持続させることが、
マニュアルづくりには不可欠である。
ともすればくじけそうになったり、「こんなもんでいいか」などと投げやりになったりする。
こんな時、「いいや、ダメだ。こんなもんでは!」と自分にハッパをかけて、原稿に向かう。
これは、「気力」以外の何物でもない。

最近とみに「体力」が落ちてきているマニュアル屋さんにとっては、この「気力」のありようが
勝負を決める。
もっと言えば、これしかない。
そんなわけで、この「気力」がときに怒りになって、周囲をドヤしつけることになる。
社員にとっては迷惑この上ない話だと思う。

しかし、こんなマニュアル屋さんの性格?が影響したのか、はたまたマニュアルづくりという
仕事がそうさせるのか、うちのメンバーも皆チョットおかしい。
マニュアル屋さん以上に仕事にのめり込む。
「ほどほどにしては……」と声をかけても、
「いや、ダメです。もっと具体的に書き込まなくては……」と返してくる。
マニュアル屋さんとこは、全員が「気力一本勝負」である。

社員に言われた。
「好きでなければやってられませんよ」
「そうだなぁー。マニュアルのどんなところが好きなんだ?」
「クリエイティブな気合いを入れられるところですかねー」
「……?……」
どんな気合いだ?
誤字脱字ばかりのお前が、クリエイティブか……もっと日本語勉強しろよ!
あーぁ、毎日ホント、シンド!


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『成功したければマニュアルどおりにやりなさい。』(実務教育出版) 2015年

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